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- 2026/10/10 22:38 掲載
米AWS、ロボット向け開発基盤「Physical AI Toolchain」を公開、NVIDIA基盤と統合
AWSの公式ブログ、アマゾンの発表資料によると、対象とするのは、データの生成、モデルの学習、シミュレーションでの検証、エッジへの展開、運用データを使った継続的な改善の5段階。現場のロボットから戻ったデータを次の学習に生かす循環を、一続きの仕組みで扱えるという。
柱になるのは、NVIDIAのロボット向けソフトウェア群との統合だ。シミュレーションのIsaac Sim、強化学習のIsaac Lab、ロボット用の基盤モデルを学ばせるIsaac GR00T、合成データを作るCosmos、ワークフロー管理のOSMOを、AWSのAmazon SageMaker、Amazon EC2、AWS IoT Greengrassなどと組み合わせる。全体の調整にはAmazon Bedrock AgentCoreを挙げ、ブログはStrands Agents SDKによるエージェント層も紹介した。
各部品は独立したTerraformのモジュールで、必要な段階だけを選んでも、全体をつないでも使える。データはLeRobot形式に整え、学習にはPyTorchとHugging Faceを使い、ONNX形式で書き出してROS 2に引き渡すなど、公開された規格を前提にしているという。ブログは、手順を示すワークショップをGitHubのリポジトリ「aws-samples/sample-the-physical-ai-toolchain-on-aws」に置いたとしている。
発表資料は、利用企業としてNEURA Robotics、RLWRLD、Configの3社を挙げた。NEURA Roboticsは人型ロボットを開発し、2030年までに数百万台の市場投入を目指す。RLWRLDは81億パラメーターの基盤モデルを手がけ、Configは20万時間超のロボット動作データを持つ。AWSインダストリーズのバイスプレジデント、Uwem Ukpong氏は、顧客から「エンジニアリングの労力がイノベーションよりインフラに割かれている」との声があったと説明した。
ライセンス、利用料金、正式版の提供開始日は、公式ブログと発表資料では確認できなかった。
では、AWSはなぜ、いまロボット向けの開発基盤を自ら開いたのか。背景には、NVIDIAとの間で膨らみ続けるGPUの調達計画と、アマゾンが社内で育ててきたロボット運用の規模がある。
・AWSがNVIDIAに上乗せした、追加GPUの桁違いの数
・アマゾン自身が動かすロボットの規模と、社内の基盤モデル
・独自チップを持つAWSが、NVIDIA基盤を前面に出す理由
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