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- 2026/10/14 23:34 掲載
米GF、日米の最大210億ドルで新工場2棟を運営へ NY州マルタに建設、2029年稼働予定
資金は日本側が提供し、GFは自社の技術と製造のノウハウを持ち寄って運営を担う。自動車、産業、コネクテッドインフラ向けの需要拡大に対応し、米国内で信頼できる半導体の製造を加速させるのが狙いだ。
第1工場の初期投資は約100億ドル(約1兆6,000億円)で、2029年に稼働する予定だ。第2工場は追加で約100億ドルを投じる計画で、各工場が完全に稼働すると年間約90万枚の300mmウエハーの生産能力を米国内に上積みするという。建設や周辺のエコシステムで約2万7,000人、製造部門で1,000人超の雇用を見込む。第1工場は年内に着工する予定だ。
GFのティム・ブリーンCEOは「この規模の工場に必要なのは資本だけではない。差別化された技術、卓越した運営、やり遂げる実行力だ」と述べ、GFが選ばれた理由を説明した。
GFは今月8日にも、台湾のTSMCとの5年20億ドルの製造契約が明らかになったばかりだ。
あわせてGFは、米商務省と、既存のCHIPS・科学法の補助金のうち9億5,500万ドル(約1,500億円)を、シリコンフォトニクス、シリコンゲルマニウム(SiGe)、先端パッケージングへの投資に振り替えることで合意した。対象はマルタとバーモント州バーリントンの施設で、通信インフラやデータセンター向けの技術を強化する。別の契約として、商務省はGF株式の約4%を取得する。
顧客からはコメントが寄せられた。ルネサスの柴田英利CEOは「GFの新たな生産能力を、ルネサス自身の生産拠点の延長として計画している」と述べた。東京エレクトロンのCEOは、同社がGFの製造拠点を長年支援してきたと説明し、米国での生産能力拡大に貢献できることを歓迎した。このほか、アップルやシーラス・ロジック、GMも歓迎のコメントを出している。
では、日本がすべての資金を出すこの工場は、いったい誰のものになるのか。背景には、GFが1年前に語っていた方針と、日米の収益配分をめぐる取り決めがある。
・日本が全額を出す工場、持ち主は誰か
・日米で収益をどう分けるのか、異例の取り決め
・1年前に「出資なし」と語ったGFと、米政府の約4%
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