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- 2026/10/14 23:30 掲載
米ハネウェル、エヌビディア・デルと施設運用向けAI基盤「Forge Cognition」を発表
同社の発表によると、Forge CognitionはリアルタイムのデジタルツインとAIエージェントを組み合わせ、施設の状態の把握や運用シナリオの模擬、既存システムをまたぐ対応の調整を支える。
用途は3つ。アラーム管理ではAIエージェントが建物管理システムのアラームを分類・検証し、誤報を減らす。予知保全では空調(HVAC)のデータから機器の異常の兆しを見つける。エネルギー管理ではデジタルツインで、快適性を保ちながら使用量を減らせる運用変更を探る。
運用は手動、半自律、自律の3つのモードから選べる。監督の度合いは運用者が設定し、いつでも上書きできる。既存の顧客環境に接続する。
技術面では、IT(情報技術)とOT(制御技術)の環境を結ぶオープンな構成とした。エヌビディアのオープンモデル「Nemotron」が、アラームを分類する「True Alarm」エージェントなどを動かし、「Omniverse」ライブラリがビルの性能を模擬する。デルは「Dell AI Factory with NVIDIA」を通じ、「PowerEdge XE」サーバやデータ基盤などの計算・ストレージ環境を提供する。
ハネウェルのCTO(最高技術責任者)、スレシュ・ベンカタラユ氏は「AIが人と並んで分析し、提案し、行動する新しい時代を開く」と述べた。エヌビディアのディープ・タラ副社長は、フィジカルAIが施設の複雑なシステムに新たな知能をもたらすと説明した。
実証は、エヌビディア本社のVoyager、ドバイのフェアモント・ホテル、シンガポールのNEXモール、米ヴァンダービルト大学など6拠点で進めている。同社の導入基盤は30万拠点超にのぼる。
Voyagerでは、不要なアラートが平均で最大90%減ったという。エネルギーと光熱費を最大10%減らせる可能性も見つかり、快適性スコアは95%超を維持した。
顧客は現在、導入範囲の検討をハネウェルに依頼でき、機能は順次拡充する。価格や提供地域は明らかにしていない。
では、ビル管理AIの主要4社がしのぎを削る中で、ハネウェルはどこで差をつけようとしているのか。背景には、調査会社が指摘する同社のクラウド構成の特徴と、主要各社がそろって開示していない数字がある。
・ハネウェルが組む2つのクラウドと、エヌビディアの位置づけ
・ジョンソンコントロールズ、シーメンスら3社との比較
・各社が明かさないAIの実績と、分離後に残る課題
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