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- 2026/10/15 19:32 掲載
コヒア、AIで未知の脆弱性を探す新興AISLEの買収で基本合意 価格や完了時期は非公開
AISLEは2025年に創業した。ソフトウェアの脆弱性を自律的に見つけ、修正まで支援するシステムを開発している。同社によると、初年度に100超のコードベースで、共通脆弱性識別子(CVE)が付いた未知の脆弱性を500件超見つけた。OpenSSLの1月のセキュリティ更新で修正された12件はすべてAISLEの発見で、通信ツール「curl」の最新版で修正された24件のCVEのうち18件も同社の発見だとしている。コヒアは、各ソフトウェアの開発元が独自に確認した成果だと説明している。
創業者は、チェコのセキュリティソフトウェア大手アバストの元CEO、オンドレイ・ヴルチェク氏ら。
AISLEのブログによると、取引の完了後、ヴルチェク氏は顧客向けにセキュリティ製品を提供する新部門「Cohere Cyber」のシニアバイスプレジデントに就く。共同創業者のジャヤ・バルー氏はコヒアのグローバルCISO(最高情報セキュリティ責任者)、最高技術責任者(CTO)兼チーフサイエンティストのスタニスラフ・フォルト氏はAIセキュリティ担当バイスプレジデントになる。AISLEのプラハ拠点は、コヒアのプラハ拠点になる。
コヒアはこの買収を、主権AIの基盤づくりの一環と位置づける。最先端のモデルやAIエージェント向けのアプリケーション、安全な展開基盤、高度なセキュリティを組み合わせた基盤を目指すという。顧客がプライベートクラウドやオンプレミス、外部と遮断した環境でAIを動かせる点も強みに挙げた。AISLEの研究をコヒアのモデル開発や訓練に近づけ、検証できるセキュリティの難題をモデルの評価や改善にも使う計画だ。
欧州では、Reliant AIと独Aleph Alphaに続く動きとなる。
では、コヒアはなぜ、OpenAIやアンソロピックがしのぎを削る領域に、いま新興企業ごと買って参入するのか。背景には、AI大手との「実績比べ」と、攻撃側の速度をめぐる気になる数字がある。
・OpenAIとアンソロピックの最新ツール、公表された成果の中身
・curl開発者の投稿をめぐるAISLEの主張と、見落とせない注意点
・「マイナス7日」、AI時代に脆弱性が悪用されるまでの猶予
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