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- 2026/10/17 21:27 掲載
米アンソロピック、Claudeが量子回路を自律設計 楕円曲線の点加算でゲート数1/17
同社によると、「Claude Mythos 5」が設計案の提案、評価プログラムからの採点の受け取り、改良を繰り返す閉ループを、ラウンドの間に人の入力なしでこなした。
最初の課題は、楕円曲線上の点加算だった。楕円曲線上の離散対数問題を解く量子アルゴリズムの中心となる計算で、コストの大半はモジュラー逆元(割り算に当たる演算)が占める。Claudeは約53時間の作業で、途中の分岐の履歴を保存せずに計算を逆向きにたどれる、可逆版の「divsteps」を考案した。正しさは数値シミュレーションに加え、証明支援系のLeanで形式化して確認したという。
この設計を軸にした設計群のうち、従来最小の設計と比べて量子ビットが12%増える代わりにゲート数が1/17になる回路が得られた。最適化アルゴリズムの有力候補「DQI(Decoded Quantum Interferometry)」では、最も重い工程であるデコーダーで、グーグルの従来構成よりゲート数を1/12にした。
研究はアンソロピックのSTEMフェローシッププログラムの一環で、Andi Gu氏が主導した。ハーバード大学のSusanne Yelin氏、Mikhail Lukin氏(ハーバード大学、QuEra Computing)が共同研究者に名を連ねる。論文はarXivで公開されている。
同社は、回路設計の改善によって、実用的な量子コンピューターが従来の想定より早く登場する可能性があるとしている。アンソロピックは、NIST楕円曲線の来歴を解明した研究も公開している。
では、AIは人間の研究者が使えなかった方法をどのように見つけ、この成果に条件や限界はないのか。背景には、最初の案が実寸の問題で行き詰まった経緯と、設計にあえて織り込まれたある割り切りがある。
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・665量子ビットが19に縮んだ裏の「割り切り」とは
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