- 2023/04/07 掲載
中国人民銀、1月以来最大の資金吸収 レポ取引は過去最高
人民銀は期間7日のリバースレポで170億元(24億7000万ドル)を供給。金利は2.00%で変わらずだった。
この日は1890億元相当が期日を迎えることから、差し引き1720億元の資金吸収となった。今週は差し引き1兆1320億元の資金吸収で、1月上旬以来の大きさ。
銀行間市場のレポ取引高は今週に入り過去最高を記録している。月初の流動性緩和により投資家はレバレッジを拡大。国家銀行間資金調達センターのデータによると、6日の取引高は6377億元増の8兆1100億元(1兆1800億ドル)で、過去最高となった。
投資家は低水準の短期資金調達コストを利用して国債に投資するため、レポ取引の水準はレバレッジ動向の目安とされている。
指標となる7日物レポ金利(加重平均)は3月末から約39ベーシスポイント(bp)低下して1.9972%と、同じ期間の中銀リバースレポ金利(2.0%)に近い水準となった。
翌日物レポは3月末以降45bp低下した。
ある市場関係者は「人民銀行は、市場の資金調達コストが政策金利と同様の水準にある限り問題はないという明確なシグナルを送った」と述べ、投資家はそれを受け止め、レバレッジをかけて積極的に取引していると説明した。
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