米ＧＭ、関税影響７２００億円に＝２５年業績予想引き下げ

【ニューヨーク時事】米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は１日、２０２５年通期の業績に対する関税の影響は４０億～５０億ドル（約５８００億～７２００億円）に上るとの見通しを明らかにした。コスト削減などで３割以上相殺することを目指すものの、純利益などの予想を下方修正した。

車両価格に関しては、北米全体で従来は２４年比１～１．５％の引き下げを予定していたが、関税の影響を踏まえ、０．５～１％の値上げを見込む。

ＧＭは先月２９日に１～３月期決算を発表。ただ、同日にトランプ米大統領が自動車関税の軽減措置を打ち出すと見込まれたため、従来の業績予想をいったん取り下げ、決算説明会をこの日に延期した。