イビデン26年3月期連結営業利益は前期比0.8％減へ、米関税織り込む

［東京　８日　ロイター］ - イビデンが８日公表した２０２６年３月期の連結営業利益は前期比０．８％減の４８０億円となった。米関税政策の影響について一定の想定に基づく直接的影響を織り込んでいるとしている。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１６人のコンセンサス予想では、２６年３月期の連結営業利益の平均値は５０４億円だった。

同時に公表された２５年４━９月期の連結営業利益は前期比２９．９％減の２００億円としている。

２５年３月期の連結営業損益は前期比０．１％増の４７６億円だった。従来予想の４００億円から上振れた。当期純利益も前期比７．０％増の３３７億円と従来予想の２５０億円から上方修正された。理由について、生成ＡＩ（人工知能）向け高付加価値製品の需要増や為替レートが想定より円安で推移したほか、保有株売却益を計上したためとしている。