中国、新たな経済政策手段を検討　首相が表明

[北京 ２６日 ロイター] - 中国の李強首相は、国際的な経済・貿易体制が「深刻な影響下」にあるとして、新たな政策手段を検討していることを明らかにした。

週末にジャカルタで開催された中国企業とのシンポジウムで述べた。新華社が２５日伝えた。

首相は「産業・サプライチェーンの分断は深まり、貿易障壁が増えており、あらゆる国の経済発展に多大な影響を及ぼしている」と発言。状況の変化に応じて発動する「非伝統的な措置」を含め、新たな政策手段を検討中だと述べた。

中国企業による海外事業の発展を支援するため、今後もさらに多くの国と経済協力を強化していくとも表明した。

シンポジウムには華為技術（ファーウェイ）、上海汽車集団、新希望集団といった中国企業が参加した。

李強首相は２６日まで３日間の日程でインドネシアを訪問。その後、マレーシアで東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）・湾岸協力会議（ＧＣＣ）・中国サミットに出席する。