ＳＢＩ新生銀、ＴＯＢでＮＥＣキャピ株の所有割合43％に引き上げへ

Kentaro Okasaka

［東京　２６日　ロイター］ - ＳＢＩ新生銀行は２６日、ＮＥＣキャピタルソリューション株を公開買い付け（ＴＯＢ）すると発表した。買い付け価格は１株３７５０円。既に３３．２９％を所有する筆頭株主で、関係強化によるシナジー効果を図るため、所有割合を４３．４８％まで引き上げる。買い付け代金は約８２億円。

買い付け期間は２７日から６月２３日まで。２６日に第２株主のＮＥＣ、第３株主の三井住友ファイナンス＆リースと公開買付応募契約を締結した。

ＮＥＣキャピは２６日、ＴＯＢには賛同する一方、買い付け価格の妥当性については「判断を留保」し、応募するかどうかは株主の判断に委ねることを決議した。同社株の２６日の終値は３８１５円で、ＴＯＢ買い付け価格を上回った。