投資ファンドの３Ｄ、東邦ＨＤの枝広ＣＥＯなど3名の再任に反対

Ritsuko Shimizu

［東京　２７日　ロイター］ - シンガポール拠点の投資ファンド、３Ｄインベストメント・パートナーズは２７日、東邦ホールディングスの株主総会において、枝広弘巳ＣＥＯ（最高経営責任者）、社外取締役の加茂谷佳明氏と小谷秀仁氏の再任に反対するよう株主に呼び掛けた。

３Ｄは、度重なる不祥事の発生、隠蔽が疑われる姿勢および後継者計画の不備は、東邦ＨＤの深刻なガバナンス不全を示していると指摘。３Ｄが２０２３年８月に経営課題を是正する具体的提案を行ったにもかかわらず、提案は顧みられず、経営課題が放置されたままとなっているとしている。

３Ｄは２０２０年から投資を開始し、現在、議決権ベースで約２２％の株式を保有している。