米経済は昨年と同様の軌道を維持＝リッチモンド連銀総裁

［ワシントン　２７日　ロイター］ - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は２７日、最近の経済指標は米経済が昨年とほぼ同様の軌道をたどっていることを示していると述べた。ブルームバーグテレビの番組で発言した。

同総裁は「公表されたデータは、経済がここ１─２年とほぼ同じ軌道をたどっていることを示している。失業率は低く、インフレ率は目標に向かって落ち着いている」と指摘した。その上で、消費者はインフレを予想しており、それがセンチメントに打撃を与えているとも述べた。ただ、それが支出減少につながったという証拠はまだ見られないとした。

多くの米連邦準備理事会（ＦＲＢ）当局者は、インフレ率の上昇か失業率の上昇のいずれかへの転機を予想しており、それまでは金利は据え置かれる可能性が高いと述べている。バーキン総裁も、インフレと雇用の動向を見守りたいとの考えを示した。