米国市場・午前＝株式・ドル下落、トランプ氏の鉄鋼関税引き上げ表明で

［ニューヨーク　２日　ロイター］ - ２日の米国株式市場は下落した。トランプ米大統領が５月３０日、輸入鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税を２倍の５０％に引き上げる計画を表明したことを受け、米国の貿易政策を巡る不確実性が高まった。

自動車メーカーの下落が目立った。フォード<F.N>とゼネラルモーターズ<GM.N>株価はともに４％以上超下落した。

一方、鉄鋼会社の株価は上昇。クリーブランド・クリフス<CLF.N>は２８．３％高、ニューコア<NUE.N> は１１．５％高、スチール・ダイナミクス<STLD.O>は１１．３％高となった。

Ｓ＆Ｐ５００の主要１１セクターのうち８セクターが下落している。

またこの日は米ドルも全面安となり、前週の上昇分を失った。市場は米関税政策の見通しと、それが経済成長を阻害しインフレを刺激する可能性を見極めたいとしている。ロンドンのオンライン証券会社ペッパーストーンの市場アナリスト、マイケル・ブラウン氏は、ドル売り圧力は広範囲に及んでいると指摘。「関税懸念が再燃するたびに、誰もが再び『米国売り』勢力に加わり始める」と語った。

ドル／円は１％近く下落して１４２．６０円。

ユーロは０．８％上昇し、１．１４３７ドルと４月下旬以来の高値を付けた。

ドル指数は０．７％下落し、９８．６３となった。

株価 前日比 ％ 始値 コード 時間

ダウ工業株３０種 42115. -155.0 -0.37 42199. 11:

01 6 94 08

前営業日終値 42270.

07

ナスダック総合 19133. +19.74 +0.10 19063. 11:

50 06 03

前営業日終値 19113.

77

Ｓ＆Ｐ総合５００種 5903.9 -7.71 -0.13 5896.6 11:

8 8 03

前営業日終値 5911.6

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