三菱地所、英不動産ファンド会社ペイトロン買収

［東京　１２日　ロイター］ - 三菱地所は１２日、英・欧州の不動産ファンド運用会社、ペイトロン・キャピタル・パートナーズを買収し子会社化すると発表した。昨年末時点の運用資産残高が４６億ユーロ（約７５９０億円）に上るペイトロンの買収を通じ、日本を含む投資家層の拡大や欧州での投資運用事業のさらなる成長を目指すとした。

買収後に三菱地所の運用資産残高は約６．８兆円となる。同社は２０３０年度末に同残高を１０兆円に拡大する目標を掲げている。買収額は明らかになっていない。

ペイトロン側の発表によると、三菱地所は過半数株式を取得するのに加え、同社傘下のファンドへの６億ユーロの出資なども計画している。