中国の金融対外開放、国際資本に機会提供＝金融監督管理総局

[上海 １８日 ロイター] - 中国国家金融監督管理総局の李雲沢局長は１８日、同国の金融対外開放と急速に拡大する消費者市場が国内に利益をもたらし、グローバル資本により良い資産配分の機会を提供すると述べた。

上海で開かれた金融フォーラム「陸家嘴フォーラム」で、中国の外資系銀行・保険会社の総資産が７兆元（約９７４０億１０００万ドル）を超えたと発言。

「外資系機関は投資や人材を誘致する重要な架け橋であり、中国の現代的な金融システムの構築に重要な参加者として積極的に貢献している」と述べた。

中国は外資系企業にとって透明性の高い安定的で予測可能な市場環境を整備し、より広範な金融分野の開放を模索すると表明。

急速に成長する中国の消費者市場も、外資系機関にさらなる機会をもたらすとし「中国は世界最大の消費者市場へと加速中だ。中国市場を深く掘り起こせば、確実に大きな成果を達成できるだろう」と語った。

また、国内の６０歳以上の人口が２０３５年までに４億人を超え、３０兆元規模の「シルバーエコノミー」が創出されるとの見通しを示した。