社長・会長を再任＝京セラ総会

京セラは２６日、京都市内で定時株主総会を開き、谷本秀夫社長と山口悟郎会長の取締役再任を含む人事案など５議案がすべて可決された。取締役の任期満了を迎える２年ごとに谷本、山口両氏の選任案が諮られているが、２０１９年以降、賛成率はいずれも低下し続けてきた。２５年３月期の連結純利益が前期比７６．２％減の２４０億円と業績が落ち込む中、株主の判断が注目された。

「物言う株主」として知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントは、両氏の選任に反対する方針を示していた。前回２３年の賛成率は谷本氏６４．８０％、山口氏６５．９５％だった。

【時事通信社】