Ｈ＆Ｍ、3─5月売上高が予想以上に減少　「消費者は慎重」

[ストックホルム ２６日 ロイター] - スウェーデンのファストファッション大手Ｈ＆Ｍが２６日発表した第２・四半期（３─５月）決算は売上高が予想以上に減少した。

６月の売上高（現地通貨建て）が３％増加するとの見通しも示した。

ダニエル・エルベール最高経営責任者（ＣＥＯ）は先行き不透明感が強く、消費者は慎重だと指摘。同社は「世界貿易と貿易制限の動向を注視している」と述べた。

３─５月の売上高は５６７億スウェーデンクローナ（５９億９０００万ドル）で、前年同期の５９６億クローナから減少した。ＬＳＥＧがまとめた市場予想の平均は５７０億クローナだった。

現地通貨建ての売上高は１％増加した。

同社は「サプライチェーンの優れた柔軟性と、顧客に提供する商品の価格設定により、事業を状況の変化に適応させる機会がある」と述べた。

営業利益は７１億クローナから５９億１０００万クローナに減少。予想は５８億８０００万クローナだった。