パソナ、25年5月期は営業赤字に下方修正　万博パビリオン出展で特損

Kentaro Okasaka

［東京　２７日　ロイター］ - パソナグループは２７日、２０２５年５月期通期の連結営業損益予想を従来の１７億円の黒字から１２億５０００万円の赤字に下方修正すると発表した。大阪・関西万博に出展しているパビリオンに関連して臨時に発生した費用などとして、計４８億３０００万円の特別損失を計上する。

同社は当初、万博閉会後にパビリオンを兵庫県淡路島に移設する予定だったが、移設や使用が見込まれないものが生じ、臨時費用が発生。中間期に特別損失を計上する。下期にも施設や運営関連で特別損失を計上する見込みとなったという。

また、業務委託事業で期末にかけて案件獲得が想定を下回り、従業員派遣事業でも従来の予想水準に至らない見込みとなった。

２６年５月期通期の連結業績予想は７月１５日に発表予定で、収益を改善して営業損益は黒字に転換する見通しとしている。