日立建機、通期営業益予想を1300億円に下方修正　市場予想下回る

［東京　３０日　ロイター］ - 日立建機は３０日、２０２６年３月期通期の連結営業利益予想（国際会計基準）を前年同期比１０．３％減の１３００億円に下方修正したと発表した。従来予想は１５１０億円だった。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１２人のコンセンサス予想の平均値１４３１億円を下回った。

米国関税政策の影響を今回初めて織り込み、北米を中心に需要が減少することを前提に販売見通しを引き下げた。関税適用に伴うコスト増については、販売価格引き上げにより一定程度を吸収できる見込みという。

売上高予想は前年比５．２％減の１兆３０００億円（従来１兆３７５０億円）、純利益予想は前年比１０．４％減の７３０億円（従来８３０億円）とした。

四半期業績と通期見通し

項目 四半期実績 前年同期比 通期予想(今回) 前年同期比 従来予想

期間 4─6月 - 25年4月─26年3月 - -

売上高 3061.5 △6.7 13000 △5.2 13750

営業利益 221.2 △31.9 1300 △10.3 1510

純利益 112.8 △54.1 730 △10.4 830

配当 - - 175.00(無) - -

※単位：売上高・利益は億円、配当は円、前年比は％、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無