アマゾンジャパン合同会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2025/10/10 掲載

NEC流「調達DX」の衝撃、“間接材35億円削減”を見据えるデータドリブン調達の全貌

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
NEC流「調達DX」の衝撃、“間接材35億円削減”を見据えるデータドリブン調達の全貌

システムがバラバラ、調達交渉はメール頼み──これは売上3兆円超のNECが4年前まで抱えていた調達部門の“過酷“な状況だった。しかし今、同じ企業が35億円のコスト削減を見込み、AIによってサプライヤーとの部材交渉(納期)を95%自動化の目途を立てている。一体何が起きたのか? その答えは「三位一体 Plus Oneの改革」にあった。サプライチェーンDX統括部長の森山氏が、その詳細を公開する。

データドリブン調達で描く新たな調達の未来像

 「企業を取り巻く環境とリスクが変容し先行きが不透明な中、持続可能な調達を実現していくことはとても困難です」──日本電気(NEC)でサプライチェーンDX統括部長を務める森山 昇氏は、現代の調達部門が直面する深刻な課題をこう表現した。

 実際、多くの企業で調達部門は従来の延長線上とは異なる、新たな全社的な戦略を描くことに苦戦している。

「NECでも、間接材だけで300以上ある品目へのコード・マスタが整備されておらず、7つの専用システムが国内約30拠点へ散発的に展開し、支出の可視化すらままならない状況が続いていました」(森山氏)

 こうした問題の根本には、調達プロセスの標準化不足と、データ活用基盤の欠如がある。従来の品目別最適化アプローチでは、グループ横断でのバーゲニングパワー(交渉力)を発揮できず、結果として調達コストの最適化や、サプライヤーとの戦略的パートナーシップ構築が困難になっているのだ。

 では、どうすればよいのか? NECがたどり着いた1つの答えは、単なるシステム統合ではなく、制度、プロセス・組織、ITにデータ・人を加えて同時に再構築する「三位一体 Plus Oneの改革」という手法だった。その具体的な実現プロセスについて、森山氏が明かす。

この記事の続き >>

  • ・複数システムを大胆に統合、NECが実現した「調達革命」の全貌
    ・データドリブン調達の仕組み、AIと生み出す新たな調達価値
    ・年間「35億円」の削減効果を実現、具体的な成果と成功要因を徹底分析

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます