萩原栄幸氏xNEC対談:サポート終了目前! Windows XPを使い続けるリスクを再確認する
今から移行作業を検討しないと間に合わない

常任理事 兼
「先端技術・情報犯罪とセキュリティ研究会」主査
萩原 栄幸 氏
萩原氏:最初に述べておきたいのは、日本の中小企業のセキュリティ意識の低さです。つい先日も、地方の金融機関の担当者に会う機会があり、Windows XPのサポート切れへの対応方法について聞いたのですが、驚きました。本来、Windows XPのサポートが切れる来年4月に稼動させるなら、今から移行作業の検討を行わないと間に合わないはずですが、見せていただいたスケジュールでは、年明けから始まっていたのです。
内藤氏:私も似たような経験をしています。残念ながら中小企業の担当者は、自宅パソコンの買い換えと同じ感覚で考えている場合が少なくありません。100台、200台、あるいは1000台と導入するには、ハードウェアの調達からアプリケーションのインストール、データ移行とあり、決して簡単に終わるものではありません。
萩原氏:おっしゃるとおりだと思います。実際、検討資料を見せてもらうと、Windows XPのPCを100台移行する場合、1台に必要な手間を単純に100倍しているだけだったりします。しかし、実際はそんなことはありえません。仮に企業内のWindows XPを100台置き換えるなら、少なくとも500台入れるのと同等程度の手間を見積もるべきだと私は考えています。
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