DXの1周目はほぼ失敗、「2周目」を走る企業に追いつけるのか
多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に関心を寄せている。いまのままではマズい、現状を変えるにはデジタルの力が必要だと分かっているのだ。ただし、具体的にどこから、何を、どういう順番で取り組めば良いのかはよく分かっていない。実際、リアルな企業の現状はどうなのか? 書籍『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー』を上梓し、現在もさまざまな企業のDXを支援している元政府CIO補佐官、レッドジャーニーの市谷聡啓は「ひと言でいえばDX格差が広がっています。進んでいる企業は組織的に取り組んでいますが、そうでない企業はいまだに『DXって何?』という状態です」と述べる。
経済産業省が2020年12月に発表した『DXレポート2』においても、「95%の企業はまったくDXに取り組んでいない」との報告がされている。市谷氏も、その数字は「体感的に合っている」という。
さらに言えば、DXに取り組んでいる企業が5%だとして、そのすべてが成功しているわけではない。こうした状況について、市谷氏は端的に「日本のDXの『1周目』はほぼ失敗に終わってしまった」と語る。ただしそれは悲観的な話としてだけではない。1周目はDXを「どこから始めるべきか」「どこに注力するべきか」「どう進めるか」などの試行錯誤の周回だ。
先進的な企業は、すでにDXの「2周目」を走っている。この差を生み出した原因は何か? そして差を埋めるためには、どのようにDXを進めていけば良いのだろうか?
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