記事 製造業セキュリティ 攻撃されても「気付けない」深刻問題、専門家が警告する「OTセキュリティ」の実態 攻撃されても「気付けない」深刻問題、専門家が警告する「OTセキュリティ」の実態 2024/12/27 スマートファクトリー化が進む製造業において、制御システムのセキュリティ対策は喫緊の課題となっている。特に、IT(情報技術)とOT(制御技術)の融合が進み、従来のセキュリティ対策が通用しなくなってきた。では具体的に、どう対策すべきなのだろうか。本稿では、鉄道業界での制御システム設計やセキュリティアセスメントの経験を生かし、現在はOTセキュリティとクラウドセキュリティの技術開発に従事しているソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 セキュリティ事業第2統括部 DevSecOps推進部 1課 課長の小林 哲氏に、話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 エンドポイントのセキュリティ対策は不安と不満だらけ、「高すぎる」現状と解決策 エンドポイントのセキュリティ対策は不安と不満だらけ、「高すぎる」現状と解決策 2024/12/26 サイバー攻撃の脅威が深刻化する中、従来型のアンチウイルス製品だけでは十分な対策とは言えなくなっている。特に中小企業では、高額なコストや専門知識を持つ人材の確保など、エンドポイント対策における課題が山積みだ。実際、ランサムウェア被害の約7割が中小企業で発生しており、企業規模に関係なく、セキュリティ対策は必須だがどのような解決策があるのか?
記事 AI・生成AI 「AI悪用」でランサムウェア成功率が急上昇、切り札となる「究極の防御法」とは 「AI悪用」でランサムウェア成功率が急上昇、切り札となる「究極の防御法」とは 2024/12/20 ランサムウェアによる攻撃が増加の一途をたどり、またVPN機器の脆弱性も依然として攻撃対象となり、多くの被害が報告されている。そして企業の事業継続を脅かす最も警戒すべき脅威が「AIを悪用した攻撃」だ。2024年9月、クラウドセキュリティベンダーZscalerは、グローバルイベントのZenith Live ’24 Tokyoを開催した。テーマは「Zero Trust Meets AI」。攻撃側と防御側の双方がAI技術を活用する時代に突入する中、ゼロトラストセキュリティをAI技術と融合させることで、サイバー脅威からビジネスを守る手法や最も警戒すべき攻撃シナリオを踏まえて、最善なセキュリティ対策を探る。
記事 ASM・CTEM・脆弱性診断・レッドチーム CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)を基礎からわかりやすく解説 ASMとの違いとは CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)を基礎からわかりやすく解説 ASMとの違いとは 2024/12/18 18 CTEM(Continuous Threat Exposure Management:シーテム)とは、ガートナー社が2022年に提唱した言葉で、サイバー攻撃の対象となりうるIT資産が受ける脅威に対処するためのプログラム(手法、プロセス、フレームワーク)のこと。クラウドサービスやリモートワーク、IoTデバイスの普及が進み、組織や企業のIT資産は社内外のネットワーク上で広範囲に分散している。そうした中、CTEMは変化する脅威環境に合わせて継続的に脅威を見つけて改善していくための有効な手段として注目されている。本記事では、CTEMを基礎から解説するとともに、実装のための5つのプロセス、導入にあたっての注意点、ASM(アタックサーフェスマネジメント)との違いなどを解説する。
記事 製造業セキュリティ 「ITとOTの分断」はもうヤバい、電通大 名誉教授が語る「OTセキュリティ」の超要点 「ITとOTの分断」はもうヤバい、電通大 名誉教授が語る「OTセキュリティ」の超要点 2024/12/13 製造業でDXやAIの導入が進む中、サイバー攻撃はインターネットだけでなく、生産現場のOT(制御技術)にも広がっている。OTへのサイバー攻撃は生産の停止、流通の停滞など社会的な影響が大きく、万全の対策が必要になる。生産現場はどのようにセキュリティ課題と向き合えば良いのだろうか。電気通信大学 名誉教授の新誠一氏が、OTの知能化がもたらすサイバーリスクと、その対策について語った。
記事 セキュリティ総論 クラウドストライクの「今」、史上最大規模のIT障害から5カ月…業績にどう影響? クラウドストライクの「今」、史上最大規模のIT障害から5カ月…業績にどう影響? 2024/12/11 11 米サイバーセキュリティ企業のクラウドストライクは11月26日、第3四半期決算を発表した。同社は7月、「史上最大規模」と言われた世界的なIT障害の元凶として不名誉な注目を浴びた。大規模障害は同社の現在の業績、そして今後にどう影響してくるのだろうか。
記事 ASM・CTEM・脆弱性診断・レッドチーム アタックサーフェスマネジメント(ASM)とは何かを図解、セキュリティ専門家が語る製品選定のキモとは アタックサーフェスマネジメント(ASM)とは何かを図解、セキュリティ専門家が語る製品選定のキモとは 2024/12/05 21 アタックサーフェス(Attack Surface)とは、ハードウェアやソフトウェアの弱点により、攻撃者に脆弱性を悪用する機会を提供している領域のこと。日本語では「攻撃対象領域」と訳される。インターネットやクラウドの普及により、ランサムウェアなどの被害も増加し、アタックサーフェスの監視と管理は急務となっている。本記事では、アタックサーフェスを効果的に監視・管理するASM(Attack Surface Management)についてまとめた。また、ASMと脆弱性診断との違い、ASMツール導入時の注意点、製品比較や選定のポイントについても解説する。
記事 製造業セキュリティ セキュリティ専門家 名和氏が解説、日本企業型の「社内訓練」が機能しない心理的理由 セキュリティ専門家 名和氏が解説、日本企業型の「社内訓練」が機能しない心理的理由 2024/12/04 近年、サイバー攻撃の手法はますます多様化・高度化しており、従来のセキュリティ対策だけでは対応が難しくなっている。サイバー攻撃の被害が後を絶たない時代において、企業ではどのようなセキュリティ対策を講じるべきなのか。日本政府に対してセキュリティに関するアドバイスを実施している名和利男氏に、日本のセキュリティ対策の現状や課題、今後求められるセキュリティ対策について話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 なぜこんなに狙われる? 被害事例から学ぶ「OTセキュリティ」の実態 なぜこんなに狙われる? 被害事例から学ぶ「OTセキュリティ」の実態 2024/12/02 近年、製造業やインフラの現場では、IoTやクラウド、AIといったIT技術の活用が進んでいる。また、OT(Operational Technology=社会インフラのハードウェアを制御・運用する技術)と連携させる取り組みも積極的に進められている。しかし、昨今ではこのOT環境を狙ったサイバー攻撃が増加しているという。日本国内におけるOTセキュリティの実態や重要性、セキュリティ対策のポイントについて解説する。
記事 製造業セキュリティ 狙われる自動車業界…自工会・部工会の「サイバーセキュリティガイドライン」実践の肝 狙われる自動車業界…自工会・部工会の「サイバーセキュリティガイドライン」実践の肝 2024/11/29 自動車業界は、電動化技術の進化や自動運転技術の実用化など革新的な発展を遂げている一方で、サイバー攻撃のリスクがかつてないほど増大している。特にここ数年では、ランサムウェア攻撃による業務停止などの被害が相次いでいる。自動車業界のサイバーセキュリティに詳しいデジパートナーズ(元グローカルビジネスソリューションズ代表取締役社長)白岡健氏が、自動車業界のセキュリティの現状および業界ガイドライン対応のポイントについて語った。
記事 セキュリティ総論 マスク氏との蜜月が原因?トランプ新政権であり得るサイバー分野「最悪シナリオ」とは マスク氏との蜜月が原因?トランプ新政権であり得るサイバー分野「最悪シナリオ」とは 2024/11/29 10 大統領選挙で返り咲きを果たしたトランプ前大統領のもと、いよいよ来年1月に発足する米国の新政権。経済や安保政策をはじめ、さまざまな分野での路線変更が予想されるが、それはサイバーセキュリティ分野においても例外ではない。X(旧Twitter)を擁するイーロン・マスク氏との蜜月関係でも知られるトランプ新政権下で起こり得る、サイバーセキュリティの変化について、「最悪」のケースも含めて考える。
記事 セキュリティ総論 KADOKAWAや江崎グリコに学ぶセキュリティ対策、DX時代の「回復力」の磨き方 KADOKAWAや江崎グリコに学ぶセキュリティ対策、DX時代の「回復力」の磨き方 2024/11/28 DXの進展は多くの人々にデジタル活用の機会をもたらし、ネットワークを介したさまざまな人とデータのつながりによって、日々新たな価値を生み出している。その一方でサイバーセキュリティの現場では、未知のリスクに対応するため、求められる要件やアーキテクチャも大きく変化してきている。セキュリティの大変革期ともいえる現在、いかに環境変化に強いサイバーセキュリティアーキテクチャを構築し、システムと組織の回復力(レジリエンス)を担保していくのか。DXおよびデジタルセキュリティの分野で活躍する、名古屋工業大学の佐々木 弘志氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 外部活用が上手すぎる?PayPay銀行「入口・内部・出口別」セキュリティ対策を完全解説 外部活用が上手すぎる?PayPay銀行「入口・内部・出口別」セキュリティ対策を完全解説 2024/11/27 ランサムウェアや標的型攻撃の被害が急増し、サプライチェーンへの脅威が高まる中で、従来のような境界防御を前提としない、いわゆるゼロトラストセキュリティが強く求められるようになっている。だが人も予算も限られる中で、対策を高度化するのは容易ではない。本記事では、より高い安全性が要求される金融業界の中で、他社にない独自のセキュリティ対策により成果を出しているPayPay銀行の取り組みについて、同社 IT本部副本部長の岩本俊二氏に話を聞いた。
記事 ASM・CTEM・脆弱性診断・レッドチーム サイバー攻撃「事前対策」はわずか15%の現実、ガートナーが語る「CTEM」成功のコツ サイバー攻撃「事前対策」はわずか15%の現実、ガートナーが語る「CTEM」成功のコツ 2024/11/27 10 年々複雑化するセキュリティの脅威への対策は、今やどの企業にとっても避けて通れない課題だ。そうした中で、脅威への対応効率化に向け関心を集めつつあるのが、「継続的な脅威エクスポージャー管理(Continuous Threat Exposure Management:CTEM)」だ。攻撃を受ける前にリスク低減を目指す同手法だが、従来のセキュリティ対策と具体的に何が異なるのか。CTEMの特徴について、実践に重要となる「3つの段階」とともにガートナーの鈴木弘之氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 「結局何をすればいいのか…」中小企業のセキュリティ対策、最新調査が示す対策とは 「結局何をすればいいのか…」中小企業のセキュリティ対策、最新調査が示す対策とは 2024/11/26 「結局何をすればいいのか…」中小企業のセキュリティ対策、最新調査が示す対策とは 中小企業がサイバー攻撃の標的になりつつある中、セキュリティ対策の重要性がますます高まっている。しかし、多くの中小企業では、「どこから対策を始めればよいか分からない」といった課題が浮き彫りになっている。セキュリティに関するガイドラインが多く出されているが、中小企業が今やるべきことは何なのか。日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 事務局長の下村 正洋氏に話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 各国の「サイバー規制」把握できている?もはや企業の必須知識「対応3ステップ」 各国の「サイバー規制」把握できている?もはや企業の必須知識「対応3ステップ」 2024/11/26 ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃の脅威が深刻だ。そこで活発化しているのが、各国のサイバー規制である。その国で事業を展開する企業には、当然、規制への準拠が求められる。ただし、サイバー規制は国によって異なることも珍しくない。その違いを把握し、適切なセキュリティ対策・体制を確立するために、企業が考えるべきこと、実行すべきことを整理する。
記事 金融セキュリティ 金融庁「セキュリティガイドライン」最短ルートで適応する方法、最初に確認すべきは? 金融庁「セキュリティガイドライン」最短ルートで適応する方法、最初に確認すべきは? 2024/11/22 2024年10月、金融庁は「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」を発表した。それに伴い、すべての金融機関はこのガイドラインに即したセキュリティ対策が求められることになる。ここでは、ガイドラインに示された対策を実践するためのポイントを解説する。セキュリティの専門家が警鐘を鳴らす、「基本中の基本」であるにもかかわらず企業が見落としがちな対策とは何か。
記事 セキュリティ総論 JALのセキュリティマネジメント「弱点は人」と断言するワケ、3つの具体策も解説 JALのセキュリティマネジメント「弱点は人」と断言するワケ、3つの具体策も解説 2024/11/18 JALのセキュリティマネジメント施策「3選」を解説、なぜ「文化醸成」が重要なのか 業界を代表する航空会社である日本航空(以下、JAL)。事業内容ゆえの機密性の高い情報や膨大な顧客情報など、セキュリティリスクの高いデータを多く抱える同社では、経営哲学に沿った独自の視点からセキュリティマネジメントを行っている。JAL「ならでは」のセキュリティマネジメントについて、具体的な施策3選などを例に挙げながら解説する。
記事 生命保険 アフラック生命保険の「特殊部隊の社内改革」が超凄いワケ、結構な金額に…驚きの効果 アフラック生命保険の「特殊部隊の社内改革」が超凄いワケ、結構な金額に…驚きの効果 2024/11/15 既存システムに新機能を追加しながらツギハギだらけのシステムを現在まで使用し続けている企業は多い。たいてい、そうしたシステムの仕様に縛られ、「現代では非効率に感じる、過去の業務プロセス」がそのまま残り続けている企業ばかりだ。そうした中、既存の業務を抜本的に見直し、業務効率を成功させたのがアフラック生命保険だ。同社の緻密な改革の取り組みの全貌を解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 攻撃者がこぞって狙う「特権ID」、増え続けるシステムを「本当に」安全管理する方法 攻撃者がこぞって狙う「特権ID」、増え続けるシステムを「本当に」安全管理する方法 2024/11/13 AIなどの技術の進展とともにサイバー攻撃が高度化している今、システムに対してあらゆる権限が付与された「特権ID」がこれまで以上に狙われている。企業はどのような対策をすれば、特権IDを守ることができるのか。オンプレミス環境だけでなく、クラウドやネットワーク機器などさまざまなシステムの管理が求められるDX時代に必要な特権ID管理方法を解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 大阪府立病院、ランサム被害「なんと数十億円」…感染から復旧までの「73日間」 大阪府立病院、ランサム被害「なんと数十億円」…感染から復旧までの「73日間」 2024/11/12 サイバーセキュリティの重要性が高まる中、大阪府立病院機構の大阪急性期・総合医療センターが経験したランサムウェア攻撃とその後の対応は、多くの教訓を示唆している。この事件は診療システム全体の復旧までに73日を要するなど大規模被害に拡大したが、同センターの医療情報部診療情報管理室総括主査である森藤 祐史氏は、この経験から多くの知見と教訓を得ることができたという。具体的にどのような教訓を得て対策を進めていくのか。今回のインシデントの詳細とともに、森藤氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 なぜ「闇バイト強盗」対策で「時間稼ぎ」が有効?サイバー視点で防犯対策を考えてみた なぜ「闇バイト強盗」対策で「時間稼ぎ」が有効?サイバー視点で防犯対策を考えてみた 2024/11/11 20 現在首都圏で多発する、「闇バイト」に手を染めた若者による連続強盗事件。強引に民家に押し入る手法は従来の防犯対策が通用しにくいと言われており、社会に不安を与えている。実は、こうした防犯上の脅威に対して、サイバーセキュリティの考え方を応用することが、有効な対策となり得る。リアルでの防犯対策にサイバーセキュリティを生かす手法について解説する。
記事 セキュリティ総論 東海大・三角教授が「経験」基に徹底解説、生成AIなど「リスクマネジメント」実践手順 東海大・三角教授が「経験」基に徹底解説、生成AIなど「リスクマネジメント」実践手順 2024/11/11 企業のDX推進が加速するのと比例して、サイバーリスクも急速に高まっている。特に昨今では生成AIをはじめとしたAIにおけるサイバーリスクも高まっており、企業はこれらのリスクに対応することが求められている。そのためには経営トップ主導の下、リスクマネジメントに取り組む必要があるが、なかなか進んでいないのが実情だ。では、どうすれば良いのか。今回は、経済産業省および内閣官房で、行政の立場からサイバーセキュリティに長く携わり、現在は東海大学 情報通信学部長を務める三角 育生氏に、サイバーリスクへのマネジメント法について語ってもらった。
記事 セキュリティ総論 中小企業ほど狙われる時代、小規模でもできる「サイバー防御」の新戦略とは 中小企業ほど狙われる時代、小規模でもできる「サイバー防御」の新戦略とは 2024/11/08 中小企業ほど狙われる時代、小規模でもできる「サイバー防御」の新戦略とは サイバー攻撃が高度化し、サプライチェーン攻撃による中小企業の被害が増加している。「中小企業だから狙われない」という考え方は、もはや通用しない。しかも、被害の大きさは企業規模と比例しないケースが多く、億超えの損失が出た事例もある。こうしたサイバーセキュリティの最新動向と、小規模な中小企業でも実践できるセキュリティ対策について、経済産業省サイバーセキュリティ対策専門官、NTTデータセキュリティ&ネットワーク事業部長を務める鴨田 浩明氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 なぜ対策しても侵害される?「何かあったとき」に強いセキュリティ組織の作り方 なぜ対策しても侵害される?「何かあったとき」に強いセキュリティ組織の作り方 2024/11/07 企業がセキュリティ対策を講じていても、インシデントは日々発生しており、ときには深刻な事件へと発展することがある。セキュリティ対策を強化する企業が増える中、そもそも、なぜそれらの対策が十分な効果を発揮しない場合があるのだろうか。本稿では、対策をしても被害が発生してしまう背景と、それを防ぐために有効な「最強セキュリティ組織」の作り方ついて解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 2024/11/06 警察庁「極めて深刻」…“生成AI悪用”や“ノーウェアランサム”等サイバー犯罪の現状 2024年6月、出版大手企業であるKADOKAWAがランサムウェア被害に遭うなど、サイバー空間をめぐる脅威は深刻な情勢が続いている。セキュリティ対策を講じても、すぐにその対策をかいくぐる新たなサイバー攻撃が発生するためだ。一筋縄ではいかないサイバー空間の安全確保を目的とし、2022年に設置されたのが「サイバー警察局」である。サイバー警察局のサイバー事案の捜査と被害の未然防止・拡大防止に関する取り組みについて、警察庁長官官房審議官(サイバー警察局担当)である阿部文彦氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? 2024/11/05 ランサムウェア攻撃、「即日復旧」できた企業と「ボロボロ」になった企業の違いとは? 企業を取り巻くサイバー攻撃の脅威は日々増大している。中でも特に危険なのは、「攻撃を受けていることに気づかない」という状況だ。ランサムウェアのような攻撃が明示的に現れるケースもあるが、被害の全容を把握し、対策を講じるには時間がかかるケースも多い。サイバー攻撃が企業の事業継続の在り方を問う存在となっている今、求められるものとは何か。徳島半田病院をはじめとした過去の事例をもとに、神戸大学 名誉教授 森井 昌克 氏に話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 ラック西本氏が語る「今やるべき対策」、知らないと大損…サイバー攻撃「交渉の現実」 ラック西本氏が語る「今やるべき対策」、知らないと大損…サイバー攻撃「交渉の現実」 2024/11/05 ラック西本氏が語る「今やるべき対策」、知らないと大損…サイバー攻撃「交渉の現実」 今やサイバーセキュリティ対策は、企業のビジネスを持続的に成功させるための大きな鍵となっている。サイバー攻撃の手口が巧妙化・高度化し続けている中で対抗するためには、対策をアップデートし続けることが必須である。サイバーセキュリティ対策のリーディング企業、ラックの代表取締役社長の西本逸郎氏が、そのポイントを解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 なぜ今セキュリティに「エクスポージャー管理」?従来対策と何がどう違うのか? なぜ今セキュリティに「エクスポージャー管理」?従来対策と何がどう違うのか? 2024/10/31 企業のデジタル化が進む一方で、サイバー攻撃の脅威は高まるばかりだ。ランサムウェア攻撃のサービス化(RaaS: Ransomware as a Service)や、攻撃に必要な情報の売買市場の出現により、攻撃が効率化・容易化していることがその理由の1つである。また、侵入経路である「アタックサーフェス(攻撃対象領域)」への攻撃ハードルも日に日に下がっている。このような状況の中、企業はどのように対策をすれば良いのだろうか。解決の糸口となる、最新セキュリティ対策「エクスポージャー管理」について、詳しく紹介する。
記事 セキュリティ総論 「これ誰が対応するの…?」多くの企業がEDRを“使いこなせていない”ワケ 「これ誰が対応するの…?」多くの企業がEDRを“使いこなせていない”ワケ 2024/10/31 現代のサイバー脅威はランサムウェアや情報漏えい、RaaS、ソーシャル・エンジニアリング、モバイルマルウェアなど多岐にわたる。こうした環境下で自組織を守るには、EDR/XDRなどの「マルウェアの侵入を前提として、脅威を特定、調査、対応する」セキュリティソリューションが注目を集めている。しかし、実は多くの企業が本当の意味では「EDRを使いこなせていない」実態が明らかになってきた。それはなぜか? サイバー攻撃の最新動向を踏まえ、EDR/XDRを運用するうえでの問題点や、それを解決するための方法を探る。