記事 組み込み・産業機械 組込み機器向けのコーディングに「MISRA C」が効果的な理由 2016/01/05 車載製品のソフトウェアの安全性と信頼性を支援するために作られた団体「MISRA(Motor Industry Software Reliability Association)」。同団体は、C言語のためのソフトウェア設計標準規格「MISRA C」を開発したことでも知られている。なぜ組込み機器の開発にMISRA Cを活用するのがよいのか。C言語とはどう違うのか。MISRA C 研究会に所属するビースラッシュの宇野結氏が解説した。
記事 組み込み・産業機械 CPUのマルチスレッド対応は、セキュアコーディングにおける大きな障壁になっている 2015/12/21 CPUの著しい性能向上により、ソフトウェアも大きな恩恵を受けてきた。しかし、現在は従来のアプローチではCPU性能を高められず、マルチコアアーキテクチャーやハイパースレッディング・テクノロジーに移行し、この問題を解決しようとしている。ところが、こうした変化に対して「予測不可能で脆弱性にかかわる問題を増やしてしまう恐れがある」と警鐘を鳴らすのが、1985年以来、ソフトウェア静的解析のパイオニアとして、コーディング標準の検査と欠陥検出の技術を提供してきたProgramming Research社のEvgueni Kolossov氏だ。
記事 組み込み・産業機械 制御システムセキュリティ、過去4年の脆弱性は他の分野よりも深刻度が高い-JPCERT/CC 2015/12/21 2014年の1年間で、ソフトウェアの脆弱性は約1万5000件も発見されている。そのうち制御システム製品の脆弱性を集めたものに「ICS-CERTアドバイザリ」がある。これを共通脆弱性評価システム「CVSS v2」で評価したところ、過去4年間における制御系の脆弱性は、他の分野よりも深刻度が高いことがわかった。こうした制御システムの脆弱性にどう対応していくべきか。JPCERTコーディネーションセンター(以下、JPCERT/CC)の久保正樹氏が語った。
記事 開発ツール・開発言語 システム開発は「パッケージ」か「個別開発」か? いま注目される超高速開発の秘密 2015/12/03 システム構築をパッケージ等の既製品で行うか、はたまた個別にスクラッチ開発するかに悩む企業は後を絶たない。個別開発することでの構築スピードの鈍化はビジネスチャンスを逃してしまうことになり、かといって既製品の活用では自社のノウハウやオリジナリティが実現困難となる。そうした中で注目されているのが「超高速開発」という手法である。ソースコード生成を自動化するのみならず、開発工程に幅広く適用して生産性を向上させた超高速開発ツールを採用した企業の実例を交えて解説しよう。
記事 開発総論 【海外事例】ITビジネス成功者たちによる“失敗しないエンジニア採用方法” 2015/04/08 近年、ITスキルを持った人材は、企業や組織の規模・業種に限らず引く手あまたの状態である。特にリクルーターやIT関係の企業は、高いITスキルを持つ人材を熱心に探している。しかし、技術力の高い人材を採用したものの期待していたほど成果が出ない、ということはないだろうか? ITスキルを保有している人材を確保することは採用側にとって重要な課題だが、採用するだけで、業務の効率化やITビジネスの成功につながるわけではない。本記事では、ITビジネスで成功した企業の経営者が語る、「ITビジネスを成功させるエンジニアが持つ“技術以外のスキル・特徴”」について紹介する。
記事 開発ツール・開発言語 モバイルアプリ開発も「仮想化」活用へ、リアルなネットワーク環境再現の効果とは 2014/10/06 アプリケーションの開発には、より“リアル”なネットワーク/サービス環境で検証し、パフォーマンスを落とす原因を改善していく作業が不可欠だ。ある程度作り込んだ段階から遡って開発し直すことは、地獄の苦しみである。そうした状況を回避するためには、本番環境をすばやく再現し、“リアルな状況”で検証することである。そこで注目されているのが「仮想化(Virtualization)」の活用だ。
記事 組み込み・産業機械 日本光電が取り組むソフトウェア品質向上、ヒューマンエラーを未然に防ぐ仕組みとは? 2014/10/01 最近、駅や空港などの公共施設でAED(自動体外式除細動器:Automated External Defibrillator)を見かけることが増えた。万が一急病人が発生した際、その場に居合わせた人が応急処置として電気ショックを与えることができる装置だが、このAEDを製造している国内唯一のメーカーが日本光電工業(以下、日本光電)だ。国内トップシェアの医療機器を数多く開発している同社にとって、医療機器に組み込むソフトウェアの品質向上は、最優先で解決すべき課題のひとつである。開発チームが取り組んだのは、静的解析ツール導入による、対面でのコードレビューを補完する仕組みづくりだった。
記事 プロジェクト管理・ワークフロー管理 経営スピードを要する今、再び注目を集めるアジャイル 成功のカギは“シフトレフト” 2014/07/14 再び「アジャイル開発」の気運が高まっている。企業を取り巻くビジネス環境の変化のスピードはどんどん速くなっており、もはやウォーターフォール開発一本やりでは即応できなくなってきたからだ。高い品質のアプリケーションをいかに速くリリースするか。成功のカギは“シフトレフト”、つまり”前倒し”を推進することにある。
記事 プロジェクト管理・ワークフロー管理 【特集】テストを“シフトレフト“してアジャイル開発を成功へ導く 2014/06/14 アジャイル開発はもちろん、それ以外の開発においても、アプリケーションの品質向上と開発サイクルの短期間化には、テスト環境の構築と実施をいかに自動化するかが重要な要素となる。“シフトレフト“とは、プロジェクトの工程表で時間軸を左へ移す、つまり”前倒し”だ。より早い段階から自動化テストに着手し、開発期間中に繰り返しテストを続けるこのシフトレフトを実現するためには、何が必要なのだろうか?
記事 UX・UI・デザイン・RIA マルチデバイスのフロントエンド・プラットフォームに進化した「Biz/Browser」で、モバイルファースト時代の課題を一挙に解決 2014/01/20 先ごろオープンストリームの主催により開催された「Biz/Browser Re:Style Day 2013」。本イベントでは、同社の業務システム向けWebプラットフォーム「Biz/Browser」によって、企業の業務改善と生産性向上がどのように実現されるのか、新製品と今後の戦略、事例などが紹介された。ここでは、オープンストリーム 代表取締役社長の佐藤浩二氏と、 製品企画部の岸本信介氏の講演について報告しよう。
記事 UX・UI・デザイン・RIA 【特集】モバイルファースト時代の業務システムを考える 2014/01/20 スマートデバイスの普及やクラウド活用の浸透など、ビジネスをとりまくIT技術の変化がめまぐるしい。このような状況の変化に対し、ふだん利用している業務アプリケーション環境を対応させていくことは非常に重要な課題だ。モバイルファースト時代のビジネスにおいて、業務改善と生産性向上に寄与するために業務アプリケーションはどうあるべきだろうか?
記事 開発総論 失敗しないITプロジェクトの極意、ビジネスとシステムの溝を埋める「要求開発」を知る 2013/01/31 企業活動の生命線を握るようになった情報システム。しかし大々的なプロジェクトを組んで導入したにも関わらず、ビジネス環境などが変化した結果、現場でほとんど活用されなくなったシステムも多数存在している。結果、投下したコストはムダになり、競争力がそぎ落とされるという状況が生まれることになる。こうした失敗は、なぜ起きてしまうのか。また十分に利活用されるシステムを作り上げるためにはどうすればいいのか。これを考える上で必要となるのは、経営側からの要求と、システム開発における要件定義との間に存在するギャップを“穴埋め”するという視点だ。
記事 Web開発 【特集】本番環境でエラーを発生させないテスト環境の実現 2013/01/22 本番環境でエラーを発生させないためには、精度の高い、大量のテストデータによるテスト環境の実現が求められる。また、テストデータ作成の工数削減や、個人情報の保護も課題だ。本特集では、各企業の取り組みについて事例を紹介する。
記事 レガシーマイグレーション メールシステムのスマホ対応、クラウド対応を円滑に進める方法とは? 2012/08/30 ビジネスに不可欠なツールであり、動いているのが当たり前なコミュニケーションインフラである「メール」。いま、このメールシステムをリプレースするタイミングで、頭を悩ませる企業が増えているという。ハードウェアの老朽化は一定のタイミングで訪れるが、昨今ではクラウドやスマホ対応など、数多くの選択肢が登場してきたため、単純にハードウェアを入れ替えるだけですまなくなってきたからだ。メールシステムの移行を成功に導くにはどうしたらよいのだろうか。
記事 レガシーマイグレーション スマホ時代はコミュニケーションの“ズレ”が経営課題に、Notesマイグレーションを成功に導くポイント 2012/08/23 スマートフォンやタブレット端末の普及によって、企業でもマルチデバイス環境が当たり前となった。こうした中、コミュニケーションやコラボレーションの加速化という観点から、古くから使っていたNotesのマイグレーションに取り組む企業が増えている。今やNotesのマイグレーションは、その手段を情報システム部門が模索するフェーズから、企業内のコミュニケーション手段をどう確保するのか、という「経営課題」になりつつあると日本クエスト・ソフトウェアの石井洋介氏は指摘する。古いNotes環境を効率的に刷新し、新たなプラットフォームを構築する上で、企業はどういった点に注意する必要があるのだろうか。