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  • 2018/04/02

エネルギア・コミュニケーションズ事例:最先端DCの自動化を実現した運用手法を解説

中国地方に拠点を置き、地域に根ざした「電気通信事業」と「情報処理事業」を展開している株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(略称:エネコム)。同社は、2016年12月、3拠点目となる「Enewings広島データセンター」を開設したが、同時に進めたのが運用の改革だった。従来の数倍の規模を持つ「Enewings広島データセンター」は、従来の手動設定をベースとした運用を続けると、いずれ"立ち行かなくなる"と判断されたからだ。そこで同社は、契約数が伸びてもコスト増につながらず、かつ運用品質を落とさない新しい運用の仕組みを模索することになった。

新規データセンター開設に合わせ、手動での運用を全面的に見直し

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エネルギア・コミュニケーションズ 通信技術本部
サービスオペレーションセンター
データセンターチーム
サブマネージャー 髙井一穂 氏
 中国電力グループの傘下にあって、中国地方を基盤に「電気通信事業」と「情報処理事業」の2つを柱として事業展開するエネコム。

 個人向けのインターネットサービス「MEGA EGG(メガ・エッグ)」、法人向けのソリューションブランド「EneWings(エネウィングス)」を提供し、最近はRPA(Robotic Process Automation)サービスとして「EneRobo(エネロボ)」の提供、IoT技術を持つ米FogHorn Systemsとの提携、サイバーダインのロボットスーツの取り次ぎなど、IoT/ロボット時代を見据えた新しい分野にも積極的に取り組んでいる。

 同社は、広島南と岡山で2つのデータセンターを運用していたが、2016年12月、広島駅から徒歩数分の場所に3つ目の「EneWings広島データセンター」を開設し、運用をスタートした。

 ただし、それと並行して進められたのが、運用の見直しだった。同社 通信技術本部 サービスオペレーションセンター データセンターチーム サブマネージャー 髙井一穂 氏は、その事情を次のように説明する。

「既存の2つのデータセンターは、入退室は紙、サービス情報はExcelという形式で管理していました。このため、情報の確認に時間がかかり、情報の活用にも課題がありました。また、契約にかかわる各システムも手動設定だったため、設定ミスのリスクが存在していたのです。新しい広島データセンターは、既存データセンターの数倍の規模であり、こうした従来の運用を続けていると、いずれ立ち行かなくなるのは目に見えていました」(髙井氏)

 また、運用コストという点でも、従来の運用体制には問題があったと、サービスオペレーションセンター データセンターチーム 清水愛美 氏は次のように指摘する。

「既存の運用では、契約件数(管理ラック)が増えると、それに比例して運用コストが上昇する体制になっていました。このため、契約を増やしても、運用品質を落とさず、かつ運用コストも抑制できる新しい仕組みが求められていたのです」(清水氏)

 こうして、同社はデータセンターの運用を刷新するべく新たなシステムの検討を開始した。

インシデント管理や自動化に加え、Web入館システムとも連携

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