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  • 2012/11/07 掲載

【ディーバ事例】システム連携でトラブル発生!重すぎるバッチ処理への対応策

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ディーバは、複雑化する企業の連結会計システムのパッケージ開発やソリューション提供を手がける企業だ。同社は従来から手がけていた制度会計分野に加えて、管理会計分野にも進出。まずは、社内適用を目的に、複数のシステムから経営に直結する情報を収集するシステムを構築した。しかし、情報量の増大と収集サイクルの短期化により、バッチ処理のトラブルが頻発するようになる。事態を打開するために選択した方法とは何だったのか。ディーバ 情報システム室 山口慎二氏に話を聞いた。

複数のシステムから情報を集約するWindowsバッチが限界に

photo
ディーバ
情報システム室
マネージャー
山口慎二 氏
 1997年設立のディーバは、国内の連結会計パッケージで圧倒的な実績を誇る企業である。主力製品の「DivaSystem」は、日本の時価総額上位100社のうち、約半数の企業グループに導入されている。公認会計士などの専門知識・スキルを持つ人材も豊富に抱え、たんなるシステム構築にとどまらないソリューションを提供することで、多くの企業の信頼を得ている。

 さらにここ数年は、事業の幅を広げるべく管理会計の分野にも注力。関連子会社3社を新たに設立し、さらなる飛躍への準備を着々とすすめている。管理会計分野に進出するにあたっては、まずは社内の管理会計システムを整備していくことが重要と考え、2010年の初頭から構築プロジェクトをスタートした。プロジェクトの中心メンバーである情報システム室 山口慎二氏は、次のように説明する。

「これまでも管理会計はさまざまな方法で実施していました。ただ、工数情報や人事情報などは個別のシステムやファイルに存在している状態でした。そこで、経営に関わるさまざまな情報をDivaSystemに集約する取り組みを始めたのです。まずは、システム間連携として、Windowsバッチを用いて情報を集約する仕組みを構築しました。」(山口氏)

 スタート当初は、単純に売上と費用を出すレベルだったので、それで十分だった。ところが、集約する情報の種類・量が増え、かつ経営サイドから週次でのレポートが求められるようになると、徐々に問題が顕在化していった。

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