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- 2026/10/17 15:21 掲載
サービスナウ、AIエージェントの実行時権限を制御する「AI Passport」 NVIDIAと実装
AI Passportは、暗号署名された資格情報を使い、エージェントが実行時に自らの許可範囲を検証する仕組み。範囲を逸脱すると、リダイレクト、制限、再接続といった段階的な対応を取り、必要なら機械速度のキルスイッチで止められるという。
パスポートはエージェントごとに個別に発行する。構成管理データベース(CMDB)、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)のポリシー、ワークフローの承認といった企業の業務文脈に基づいて、権限を与える。サードパーティー製のエージェントも、自己申告に頼らず、検証可能な権限記録を持てるとしている。
仕様はオープンで、NVIDIAがデザイン・ローンチパートナーを務める。NVIDIAの「NVIDIA Open Agent Safety Platform」を使い、本番運用に耐える強制の実装を開発しているという。
ガバナンス機能では、400以上のコネクタでShadow AIを検出し、アクセスのマッピングやAIの観測も行う。IT資産管理(ITAM)と連携して、ユーザー、部門、実行時の単位でAIのコストを追跡する。ポリシーの違反には、アラート、スロットル(流量制限)、ブロックの順で対応する。
AI Passport、Shadow AI検出、AIコスト管理は、2026年第4四半期の提供予定。金融機関向けの「Operational Resilience」は提供済みだ。
同社が示した2026年版のBanking AI Maturity Indexによると、銀行のAI利用は100%に達する一方、それに見合うガバナンスが整っているのは24%にとどまる。サービスナウのプラットフォームでは年間1,000億超のワークフローが動き、顧客のLTMは1,500のAIエージェントを展開している。
エージェントの権限管理をめぐっては、米ワークデイも今月、IDガバナンス基盤を持つC1.aiの買収で最終契約を結んだ。サービスナウも今月初め、チャットで完結するAIサービスデスクを発表している。
では、AIエージェントに実行時の許可証を持たせるだけで、本当に暴走は止められるのか。サービスナウが、権限の仕組みをNVIDIAの基盤に載せた裏には、エージェントをめぐる米調査会社の厳しい予測がある。
・「判断する層」と「止める層」を分けたNVIDIAとの役割分担
・ミリ秒で隔離するハードウェア監視「Sentry」の正体
・エージェント事業の4割超が中止との予測が示す焦り
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