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- 2026/10/20 23:22 掲載
ディープシーク、推論基盤「DeepInfer」をApache-2.0で公開 NVIDIAとAscendに対応
対応モデルはDeepSeek-V4.1-Flashで、初期設定のチェックポイントには、10月17日に公開したDeepSeek-V4.1-Flash-1017を使う。初回の実行時にHugging Faceのキャッシュへダウンロードする仕組みだ。
対応するハードウェアは、NVIDIAのSM100世代のGPUと、ファーウェイのAI半導体(NPU)「Ascend 950」の2系統。ディープシークは9月30日にも、Ascend向けの基盤ソフトウェア群をオープンソースで公開している。
搭載する主な機能は、アテンション部分のデータ並列(Attention DP)、MoE(専門家混合)モデルのエキスパート並列(EP)とその負荷分散を担うEPLB、非同期スケジューリング、バッチ不変推論、決定論的サンプリング、構造化出力など。ビルドにはLinux、GCC 13.0以上、Python 3.12が必要で、NVIDIA環境ではCUDA 13、Ascend環境ではCANN 9.2を使う。
ただし、今回公開したのはオフライン推論までだ。完全な推論サービスに必要な要素として、KVキャッシュのシステム、Prefill(入力処理)とDecode(出力生成)の分離、データ並列レプリカ間の負荷分散の3点を挙げており、いずれも今回のリリースには含まれない。Prefill/Decodeの分離については、必要なエンジン機能の大半は実装済みだという。
性能の測定は、Prefillで4基、Decodeで64基のSM100 GPUを使い、それぞれ1つのスケールアップドメイン内で行ったとしている。開発の経緯について、ディープシークは当初、主にvLLMを土台に構築し、SGLangとTensorRT-LLMからも着想を得たと説明している。
では、ディープシークが公開しなかった部分には何があり、公開した部分だけでどこまで自社運用できるのか。公式の技術文書には、同社の運用規模を示す数字と、導入側が見落としやすい最小構成の条件が記されている。
・1日155兆トークン、GPU1時間あたり38ドルという運用の実力
・公開されなかったKVキャッシュ基盤と、100PiB級の専用ストレージ
・効率運用の最小単位は128GPU、公開版だけでは足りない部分
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