- 2023/01/27 掲載
仏LVMH、第4四半期売上高は9%増 欧米好調で中国の落ち込みカバー
欧州と米国で年末商戦期の販売が好調だったため、新型コロナウイルスを巡る混乱に見舞われた中国の落ち込みをある程度カバーした。ただ1─9月の伸び率の20%からは急ブレーキがかかった。
中国は、新型コロナウイルスの感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策の解除とその後の感染急拡大で売上高が打撃を受けた。ジャン・ジャック・ギオニ最高財務責任者(CFO)は「第4・四半期に中国(の販売は)急減した」と述べ、当局が12月に移動制限を緩和した後で感染が「燎原の火のように」広がり、店舗や物流網にさまざまな問題をもたらしたと指摘した。
ブランド各社にとってパンデミック前まで、中国市場は主な収益源だった。アナリストによると、今年は中国で消費が持ち直して業界の追い風となる見通しだ。
一方で欧米では物価高騰を背景に高額商品の需要が鈍化しつつあり、各社の全体的な売上高は減速する公算が大きい。
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