• 2023/04/01 掲載

米PCE価格鈍化でも金融政策の道筋変わらず=ボストン連銀総裁

ロイター

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[ワシントン 31日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は31日、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを停止したとしても、その水準を当面維持することがインフレ率の2%目標回帰に重要と述べた。

米商務省が31日発表した2月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.3%上昇、前年比5.0%上昇で1月(前月比0.6%上昇、前年比5.3%上昇)から減速。ただ、コリンズ総裁はロイターとのインタビューで、金融政策の見通しを変更するほど中核的な物価圧力が冷え込んだとはまだ考えていないと警告した。

コリンズ総裁は、過去のデータが下方修正される中、ここ数カ月のように「新たなデータがそれほど上昇していないのは好ましいニュース」だが、インフレ率を2%に回帰させることについては「まだそれほど進展していない」とし、金融政策の見通しを変えるものではないとした。

前日にはFRBが年内にあと1回利上げを実施し、その後は年末までその水準を維持する公算が大きいという見通しを示していたが、ロイターとのインタビューでは今後入手されるデータが予測不可能なため、金融政策の見通しは依然として非常に変化しやすいと指摘。「これまでにもサプライズはあった。それが再び起こる可能性はある」とした。

一方、念頭に置くべき重要なことの1つは、インフレ率を低下させるためにFRBは当面、金利をターミナルレート(政策金利の最終到達点)水準で維持する必要があるということだと言及。3月の米雇用統計を含む今後の経済指標で大幅な冷え込みが確認されても同様だとした。

さらにFRBにとって重要なのは金融引き締めの効果を経済全体に行き渡らせることだが、それには時間がかかるとした。

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