米オラクル、9─11月期業績は予想下回る　クラウド競争激化

[９日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルが９日発表した第２・四半期（９─１１月期）決算は、売上高と調整後利益が市場予想を下回った。厳しい競争環境に加え、不透明な経済状況の中で顧客企業が予算を削減し、同社のデータベースとクラウドサービスへの支出が予想よりも少なかったことが響いた。

同社の株価は時間外取引で７％以上下落した。

売上高は前年同期比９％増の１４０億６０００万ドルだったが、市場予想の１４１億１０００万ドルを下回った。

クラウドサービス・ライセンス収入は１２％増の１０８億１０００万ドルとなった。

サフラ・キャッツ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、クラウドアーキテクチャのアップグレードとＡＩ（人工知能）統合に多額の投資を行う中、今年度のクラウド総収入は２５０億ドルを超えるとの見通しを示した。

第２・四半期の１株当たり調整後利益は１．４７ドル。市場予想は１．４８ドルだった。

受注残額を示す残存履行義務は５０％増の９７０億ドルとなった。