米雇用創出、91万人下方修正　3月までの1年間＝労働省基準改定

［ワシントン　９日　ロイター］ - 米労働省労働統計局（ＢＬＳ）が９日発表した統計で、今年３月までの１年間の米国の雇用創出が従来の推計より９１万１０００人少なかったことが分かった。トランプ米大統領が４月に大規模関税措置を発表する前から雇用の伸びがすでに鈍化していたことが示唆された。

ＢＬＳが発表した雇用統計の年次ベンチマーク（基準）改定の速報値によると、２０２４年４月から２５年３月までの雇用者数は５９万８０００人下方修正された。下方修正幅のエコノミスト予想は４０万─１００万人だった。

ベンチマーク改定の確定値は来年２月に１月の雇用統計に併せて発表される。