地銀から資本引き揚げも＝提携の進展状況で「濃淡」―ＳＢＩ北尾氏

ＳＢＩホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は３１日の決算会見で、地方銀行への出資に関し「提携の進捗（しんちょく）度を見て、濃淡を付ける」と述べ、資本を引き揚げる可能性について言及した。

ＳＢＩは現在、福島銀行など複数の地銀に出資している。北尾氏は「われわれの経営資源には限界がある。場合によってはやめるかもしれない」と指摘。同席したＳＢＩ新生銀行の川島克哉社長も「わずか数％の保有しかないのに、サポートすることがあまりにも多いのは、いつまでも続く関係性ではない」とけん制した。

【時事通信社】 〔写真説明〕ＳＢＩホールディングスの北尾吉孝会長兼社長＝８月２５日、東京都港区