- 2026/03/31 掲載
豪大手年金基金、日欧株・英国債の投資拡大 市場変動を好機に
[シドニー 31日 ロイター] - オーストラリア第2位の年金基金オーストラリアン・リタイアメント・トラスト(ART)は、イラン戦争による金融市場のボラティリティーを好機ととらえ、過去1カ月で大きく売り込まれた世界株の一部やオーストラリア・英国の債券への投資を拡大した。
ART(運用資産総額3500億豪ドル=2404億2000万米ドル)のシニアポートフォリオマネジャー、ジミー・ルーカ氏は同ファンドが通常よりも多くの直接市場取引を行っていると語った。
ルーカ氏はARTが過去1カ月で株式の保有比率を引き上げたとし、「今回の危機による影響が大きい市場、具体的には主にエネルギー輸入国の株式への投資を拡大した。なぜなら、事態が収束すれば最も回復し、現時点で最も魅力的な買い場を提供していることが分かっているからだ」と述べた。
こうした市場には日本や欧州が含まれており、ARTは日本の金融セクターと欧州の防衛セクターを特に選好しているという。
ARTは英国とオーストラリアの債券投資も拡大した。イラン戦争を受けてインフレ上昇が予想される中、利上げ観測からこれらの市場の利回りは上昇している。
スーパーレーティングスによると、入手可能な最新のデータではARTのバランス型ファンドは昨年、年間9.6%のリターンを記録し、セクター全体の8.8%を上回った。
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