- 2026/04/21 掲載
スペースX、IPO後もマスク氏ら支配権維持へ=提出書類の抜粋
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは、新規株式公開(IPO)後もマスク氏の支配権を確固たるものにする計画であり、同氏と少数の内部関係者に、他の投資家よりも大きな決定権を持つ株式を付与する方針だ。ロイターがIPO申請書類の抜粋を確認した。
株式公開が完了した後も、マスク氏は最高経営責任者(CEO)と最高技術責任者(CTO)の職にとどまり、スペースXの9人で構成される取締役会の会長を務める。
抜粋によると、マスク氏の昨年の報酬は5万4080ドルだったものの、上場後には数十億ドル規模の株式利益を得る見込みだ。
スペースXは750億ドルの調達を目指しており、実現すれば史上最大のIPOとなる見通し。経営陣は6月下旬のIPOを視野に入れているとされる。
<財務状況の初公開>
この提出書類により、投資家はスペースXの財務状況について初めて詳細を知ることになる。特に、マスク氏が今年、同社を自身のソーシャルメディア・人工知能(AI)企業xAIと統合した後の状況が明らかになる。
合併後の会社は2025年末時点で約248億ドルの手元現金を保有し、総資産は920億ドル、総負債は508億ドル。抜粋によると、同社の衛星インターネット事業「スターリンク」は昨年、数十億ドルの利益を生み出し、xAIを買収した際に引き継いだ巨額の損失を相殺するのに寄与した。
スペースXは、xAIのAIインフラに多額の投資を行った結果、25年には売上高186億7000万ドルに対し49億4000万ドルの連結損失を計上。前年は売上高140億2000万ドル、利益7億9100万ドルを計上していた。23年には、売上高104億ドルに対し46億3000万ドルの損失だった。
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