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企業を取り巻く環境変化が激しい中、生成AIのビジネス活用があらゆる業界で進んでいる。鉄道業界もその例外ではなく、東京地下鉄はDX推進のために生成AIを使った社内ヘルプチャットを開発・導入した。同社がAIを活用したチャットシステムを導入するに至った背景は何なのか。そして、チャットボットにより、どのような業務効率化が実現したのか。同社でDX推進を担当する一木浩太郎氏に聞く。
事業業績の悪化や人材不足などが鉄道業界全体の課題に
こうした状況について、「地方路線だけでなく都市部でも、事業採算悪化は業界全体の課題の1つと言えます」と話すのは、東京地下鉄 経営企画本部 デジタルイノベーション推進部 イノベーション推進担当 課長の一木浩太郎氏だ。

デジタルイノベーション推進部(イノベーション推進)
課長
一木 浩太郎氏
鉄道業界では、鉄道インフラ老朽化やレガシーシステムの維持管理コスト負担、労働力不足と働き方改革も課題だ。一木氏も「基幹系システムと一般的なOAシステムの双方で、長期使用に伴うレガシー化は課題となっています」と話す通り、特に基幹系システムは、20年近くの長期にわたり利用されているものがあり、老朽化したシステムからの脱却が課題となっている。
さらに一木氏によると、人材面でも技術継承が進まない中で効率的なメンテナンス手法が求められる課題も無視できないという。
「我々システム部門としては、DX推進やクラウド化、データ活用、セキュリティ強化を進め、鉄道会社全体の競争力向上に貢献することが課題だと考えています」(一木氏)
では、こうした経営課題を踏まえ、東京地下鉄(以下、東京メトロ)ではどのようなDX推進やAI活用の取り組みを進めているのだろうか。具体的に見ていこう。
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・東京メトロのDX推進に立ちはだかった「4つの課題」
・ヘルプチャットシステムにAI導入を選んだワケ
・「RAG実装」で正答率はどう変わった?
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