アマゾンジャパン合同会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2025/09/11 掲載

“百貨店は終わり”は本当なのか?「今どき消費者」がドハマりする大丸松坂屋のAI戦略

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
“百貨店は終わり”は本当なのか?「今どき消費者」がドハマりする大丸松坂屋のAI戦略

経営戦略におけるAIの重要性が高まる中、もはやあらゆる企業にとってAI技術の活用は避けて通れない経営課題となっている。全国に百貨店を展開する老舗企業・大丸松坂屋百貨店も例外ではない。明治維新の文明開化から高度経済成長、バブル経済を経て、時代の変化に応じて事業を進化させてきた同社は、今どのようにAI技術を活用し、新たな事業展開を図っているのか──。事業責任者に実情を聞いた。

厳しさが続く百貨店業界……「サブスク×AI」に活路

 バブル経済の崩壊以降、百貨店業界は厳しい事業環境に直面し続けてきた。大丸松坂屋百貨店もその影響を免れず、以前から「店舗で扱う衣料品や高級品は、インターネットで販売すべきではない」とする社内の根強い価値観により、2000年代のEC参入に大きく出遅れることとなった。

 「小売業界のトレンドや構造的変化は、20~30年ごとに訪れるものです。当社が次なる成長の糸口として注目したのが、サブスクリプション市場でした」と話すのは、大丸松坂屋百貨店 経営戦略本部 DX推進部 部長の田端 竜也氏だ。

 その活路として誕生したのが、百貨店業界初のサブスクリプション型ファッションサービス「アナザーアドレス」である。2021年3月にスタートした本サービスは、440を超える国内外のデザイナーズブランドの中から自由にアイテムを選び、定額でレンタルできる点が特長だ。月額料金には送料やクリーニング代も含まれており、いつでも返却可能な利便性も備えている。

 かつて日本には、デザイナーズブランドを日常的に楽しむ文化が根づいていたが、田端氏は「今ではファッションを心から楽しむ人が減っている」と指摘する。

 そうした現状を踏まえ、本サービスはファッションの魅力を再発見してもらうことを目的として展開されており、AI技術の活用などによって事業開始からわずか1年半で約25万人の会員登録を獲得するなど、順調な成長を見せている。

 具体的にどのようなビジネスモデルなのか、次ページで詳しく解説する。

この記事の続き >>

  • ・「今どき消費者」がドハマりするビジネスモデル
    ・競合ECとの違いは? 課題浮き彫りに……
    ・課題解決に導く“2つのAI技術”

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます