元マッキンゼー 赤羽雄二氏が伝授、残業をゼロにする9ステップと7つの掟
止まらない日本企業の凋落、トヨタでさえ43位
1989年。世界の時価総額トップ20社の中に、日本企業は7社がランクインしていた。それから30年弱がたった2016年、日本企業はトップ20社に1社もいない。それどころか、トップのトヨタでさえ43位というありさまだ。「まさに日本の危機といえるでしょう。1990年をピークに日米のIT企業の競争力が逆転し、今、日本はあらゆるIT分野で負けています。急速に成長する市場の中で、抜本的な経営改革に取り組まなければ、日本企業は生き残れません。これからの時代は一人ひとりが問題の把握力と解決力を強化し、スピードと生産性を大幅に上げ、自分の身を守るしかないのです」(赤羽氏)
2030年までには、AI(人工知能)やロボットなど技術進展により、現在は人間がこなしている仕事の約3割がなくなるという話もある。
「実際に米国のゴールドマンサックスなどのトレーダーが失業し始めました。優秀な人材が仕事を奪われ、“雪だるま式”に多くの仕事が奪われています。もう企業の受付には人がいません。やがて肉体労働や事務作業の大半が消えていくでしょう。AIの進化により、弁護士や医師などの専門職すら減っていくかもしれません。無人コンビニの『Amazon Go』のような店舗も出現しています。今後は、小売りの店舗でも人員が不要になっていきます」(赤羽氏)
AI、ロボット、自動運転、EV、カーシェアリング、ドローン、IoT、ウェアラブル、ビッグデータ、ブロックチェーン…といった先進テクノロジーが、産業、企業、仕事、生活にかかわるインフラを劇的に変えていく。そのような状況においては、日本企業も変わっていかなければならない。ではどうやって?
ここからは、赤羽氏が独自に考案した「残業をゼロにする9つのステップ」「チーム改革を成功させる7つの掟」「生産性向上のトレーニング法」などのメソッドを、同氏が考える日本企業の問題点とともに紹介する。
・残業をゼロにする9つのステップ
・チーム改革を成功させる7つの掟
・生産性を確実に向上させるトレーニング方法とは?
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