ニューノーマル社会が目指すべきは、情報の蓄積・活用による「質」の追求
新型コロナウイルスの世界的流行は、これまで我々が当たり前だと思っていたコミュニケーションの在り方を、根底から揺さぶった。東北大学 教授の田中 陽一郎氏は、「新型コロナウイルスによって、我々の“弱点”が見事にさらけ出されました」と、次のように述べる。「我々の社会は、人と人が密にコミュニケーションをとることで成立していました。“密”とは、いわば社会のエネルギーの元だったのです。ところが、新型コロナウイルスによって人と人のつながりが分断されたことで、社会が止まってしまいました。したがって、これからのニューノーマル社会では、“疎”や“密”を超越した柔軟で強靱(きょうじん)な情報流通と、それをシェアする仕組みを強化することが求められます」(田中氏)

電気通信研究所 ブロードバンド工学研究部門 教授
田中 陽一郎 氏
そのために必要となるのが情報の蓄積と活用だ。情報を蓄積し、デジタルディバイド(情報格差)を解消してすべての人が情報にアクセス・活用できる環境を構築することで、「社会の質」を向上させなければならない。
「情報とは、人類のこれまでの活動から得られた英知の集積です。その英知を蓄積する情報基盤を構築し、それを使いこなして社会の質の向上に貢献することを、我々はこのタイミングで考えるべきです」(田中氏)
そして、情報の蓄積に不可欠なのがストレージだ。
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