「AI×プロ」が最強のワケ、コロナ禍の牛乳大量廃棄を防いだ新たな需要予測とは

AI・アナリティクス事業統括部
シニアデータサイエンティスト
山口 雄大氏
単にAI技術を用いるだけではVUCA時代を生き抜けない
現在、グローバルのビジネス環境は非常に不確実な環境下に置かれている。大国間のコンフリクト(紛争)や過激さを増す米中競争、カーボンニュートラルやSDGsといった地球環境への取り組み、そして新型コロナウイルスによる社会的混乱など、さまざまなリスクが複雑に絡み合っている状況だ。サプライチェーンの分断がいつどこで起こってしまってもおかしくない。このように未来の見通しが立てにくい状況を、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取って「VUCA(ブーカ)」と表現することがある。VUCA時代に企業が適切な需要やリスクを予測することは、非常に困難だ。
そこで注目を集めているのが、AIによる需要予測である。しかし残念ながら、AIも万能ではない。ただ単純にAI技術を取り込めば、完璧な需要予測が立てられ、サプライチェーンマネジメントを効率化・最適化でき、VUCA時代においても質の高い意思決定ができるわけではないのだ。
実はカギを握るのは「S&OP」と「センスメイキング理論」によるアプローチ、そして「人=プロ」の活用法である。
・あなたの会社は「S&OP」プロセスを導入しているか?
・牛乳の大量廃棄を防いだ「センスメイキング」、未来の需要を“創造”せよ
・プロとAIの対話が需要予測の質を向上させる
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