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  • 2014/05/12

ダイキン工業事例:かさむ独自システムの改修コスト、パッケージ切り替えの決め手とは?

ダイキン情報システムは、エアコンで世界シェアトップを走るダイキン工業の情報システム子会社だ。いまやグローバル企業として、その名を轟かすダイキン工業グループだが、ダイキン情報システムはその中でダイキン工業グループのIT基盤を支えている。同社は、グループITシステムの「持たざるIT化」を推進するにあたり、従来の監視システムの見直しも迫られた。しかし、従来の監視システムには独自のカスタマイズが施されており、改修コストも大きな負担になっていた。そこでパッケージへの切り替えも含めた改善検討が行われた。

かさむ改修コスト、カスタマイズされたオリジナル・システムが足かせに

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ダイキン情報システム
システム運用推進部
課長
宇野 正春 氏
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ダイキン情報システム
システム運用推進部
池田 圭輔 氏
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ダイキン情報システム
システム運用推進部
課長
瀬戸 一郎 氏
 ダイキン情報システムは、家庭用から業務用まで幅広い製品ラインアップを持つ世界的な空調メーカーのダイキン工業グループをITの面で支える情報システム子会社だ。ダイキン工業は、日本、欧州、中国、アセオセ、米国など、世界の地域単位にIT部門を有し、グローバルなビジネス展開を積極的に進めている。ダイキングループの国内展開を支える情報システムに求められるものについて、ダイキン情報システム 宇野正春氏は次のように語る。

「我々に求められているミッションは、本社の経営戦略をIT面でサポートし、意思決定のスピード化を図ることです。M&Aなどで目まぐるしく変化するビジネス環境で、旧態依然とした指向でシステムを構築していると、経営側の判断に追いつけなくなってしまいます。そこでITシステムの活用も従来以上に迅速な対応が要求されているのです」(宇野氏)

 仮想・物理合わせて400台におよぶ同社のサーバの運用管理についても、古いままではスピード面での対応が難しい。そこで親会社のダイキン工業の方針を受け、既存の運用管理システムのリプレースを進めることになったが、クリアすべきいくつかの課題を抱えていた。宇野氏は、当時の状況を次のように振り返る。

「Windowsの64ビット版やUnicode対応など、新しいシステムが求める要件も変化しています。そのため、従来まで利用していた監視ツールの仕組を全面的に見直す必要があり、コスト面で予算と折り合わなかったのです」(宇野氏)

 実は同社では、あるツールをベースに監視ツールをすべてスクラッチで開発していた。かつてメインフレーム(日本電気のACOS)を監視するために導入したものだったが、時代の流れとともにメインフレーム系、UNIX系、Windows系へとプラットフォームが変化するうちに、監視ツール自体もカスタマイズを繰り返しながら改修され、ダイキングループのオリジナルツールになっていった。

 しかし、ひとたびシステムをリプレースするとなれば、監視ツールも新たにオーダーメイドでつくりかえなければならず、コストがかかりすぎて現実的な手法とはいえなかった。システム運用推進部の池田圭輔氏は、当時考えた3つの選択肢について次のように説明する。

「一つ目は既存ツールを従来どおりカスタマイズするという選択肢です。これは先にご説明したとおり、コストがかかりすぎるという問題がありました。二つ目にパッケージソフトの導入です。さらに最近ではクラウドによる監視サービスも登場していますので、それも選択肢の1つになりました。ただ、いまどきのパッケージソフトであれば、十分に機能を満たしてくれるのではないかと考え、パッケージソフトの導入から検討を始めました」(池田氏)

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