不安定な景気……DXを加速したくてもIT投資が難しい現実
現在多くの企業が、テクノロジーを活用した新たなビジネス価値の創出、ひいては新たな成長エンジンの獲得に向け、デジタルトランスフォーメーション(DX)に着手している。DXの代表的な取り組みとしては、クラウド活用などが挙げられるだろう。クラウドベースのシステム開発だけでなく、オンプレミスのクラウドシフトも活発さを増している。
企業は競争力を高めるために、このようなIT投資を積極的に行いたいところだが、多くの企業が直面している課題が「予算確保」だ。そもそも、IT予算の確保は社内事情が複雑に絡む厄介な業務だ。
しかも、新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの企業が売り上げを落とす中、試行錯誤による長期的な投資が必要というDXプロジェクトの性質が、予算確保をさらに困難にさせている。
とはいえ、DXを推進できるか否かは、今後の企業競争力を大きく左右する問題である。DXのアイデアを絵に描いた餅に終わらせないために、どうすれば予算を確保し、適切なIT投資をすることができるのか──今、ベストプラクティスを基にしたとある方法が注目を集めている。
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