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  • 2018/09/20
 ソフトバンクホークス達川光男氏が力説、圧倒的なデータを現場でどう生かせばいいのか

「データ野球」を掲げて突き進む福岡ソフトバンクホークス。そのヘッドコーチを2017年から務めるのが、80年代、黄金時代の広島カープでマスクを被った達川光男氏だ。「投手王国」と評された広島投手陣をデータと策略でリードした達川氏は今、ホークスの選手たちにどのような助言を与えているのか。落合選手やバース選手と対峙した現役時代のエピソードから「フライボール革命」「リクエスト制度」など最新の野球トレンドに至るまで、余すことなく“達川節”をお届けする。

現場から見るホークスのデータ分析のスゴさ

 2017年にソフトバンクホークスに入って驚いたのは、データへの意識が徹底していることです。ヘッドコーチとして、私は打者にはあまり口出しせず、バッテリーを中心に見ています。チームにはスコアラーもたくさんいますが、よく話をするのはバッテリーの分析を任せている人間です。

 2017年の楽天との初対戦に向けたミーティングに初めて参加して、彼の話を聞いたときは驚きましたね。バッターの体すれすれを通す球の話とか出てきて、怖い攻めだな、プロを経験した人間だったらとてもできないな、と。聞いてみると、それまでプロ野球とは離れた世界で生きてきた人間でした。

 阪神や中日のスコアラーは全員プロ野球経験者でしたが、ソフトバンクにはこのようにプロ野球未経験者のデータ分析官もいます。ただ、プロの経験や勘がないからこそデータだけに集中して思い切った攻めを提案できて、それがまた、まんまと成功したりする。「だからソフトバンクは強いんだな」とそのとき感心したものです。

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達川光男(たつかわ・みつお)
1955年7月13日生まれ。広島市出身。広島商高、東洋大からドラフト4位で78年に広島入団。正捕手として攻撃的なリードと打者に話しかける独自の戦術で活躍した。現役通算成績は1334試合で打率2割4分6厘、51本塁打、358打点。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を各3度受賞。92年に引退後は、95年にダイエーでバッテリーコーチ。98年に2軍監督で広島復帰し、99、2000年監督。03年は阪神、14、15年は中日でコーチを務めた。野球解説者でも活躍。右投げ右打ち。

 工藤公康監督もデータ活用功者ですよ。私の3倍も4倍もデータを活用している。監督のスマートデバイスには前の試合のスコアなどさまざまなデータが入っていて、いつでも参照できるようになっています。森浩之1軍作戦コーチも監督と同じぐらいデータに精通していて、2人の話を聞いていると「ここまで細かいところまで見ているのか」と驚かされます。

 その姿勢はコーチ陣全体にも求められていて、たとえば「嘉弥真(新也選手)の右バッターとの対戦成績はどうなの?」と質問されたとき、すかさず答えられなかったピッチングコーチは怒られる。私もいつ聞かれるかといつもドキドキしているんだけど、今のところは助かっていますね(笑)。

 ただ、データがすべてかというと、そういうことではない。

この記事の続き >>
・ズバリ直球、柳田選手、甲斐選手はまだまだココが甘い!
・現役時代のエピソード、落合選手をデータで倒す?
・達川氏は「フライボール革命」をどう見る?
・野球とデータの正しい付き合い方とは ・データの蓄積は、組織を長期的に強くする

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