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- 2024/08/08 掲載
【超入門】なぜChatGPTは自然に対話できるのか?イラストでわかりやすく解説する
1986年、三重県生まれ。SNS総フォロワーは23万人。2005年、大学1年生でブログを始める。大学院卒業後は大阪のネット系広告代理店で、通販企業のウェブコンサルティングに3年間従事する。2015年にメリルを創業。2022年11月に初著書「ブログライティングの教科書」を出版する。最新AIを扱うYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」は登録者13万人以上。AI関連の役立つ情報を無料で学べる「AIラボ」を運営し、オープン1年で7,500名以上が所属する国内最大級のAIコミュニティに成長。現在は最新AIを活用した制作代行サービス「Hands+」を展開中。
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻情報工学専修 教授 IEEEシニアメンバー、電子情報通信学会フェロー 一般社団法人美園タウンマネジメント協会会長、おもてなしICT協議会理事長、エッジプラットフォームコンソーシアム理事、Urban Technology Alliance Director、IEEE P1451.1.6およびIEEE P2992技術標準化ワーキンググループの座長など、国内外委員会の要職を務めるほか、IEEE Smart Grid Visionなどの著書がある。関連して、スマートシティ・スマートコミュニティにおけるデータ管理や匿名化に深層学習、特にLLMを応用する研究を進めており、大手企業数社に深層学習応用に関わる技術指導や定期セミナーを実施している。
なぜChatGPTの文章は自然なのか?
ChatGPT やCopilot の根幹にあるのは、GPT(Generative Pre-trained Transformer)というAIモデルです。
ChatGPTとCopilotが自然に言語を出力している仕組みを知るためには、GPTについて理解する必要があります。
ここでは、GPTがどのようにデータを教育したのか、また学習したのかについて解説します。
現状、生成AIの仕組みを知らずに使っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。この記事を参考に生成AIの仕組みを理解することで、特性や限界を把握し、適切な用途で効果的に活用できるようになるでしょう。
自然に対話できるのはなぜ?
ChatGPTやCopilotはなぜ自然に対話できるのでしょうか。実はこれらは、出力した文章の次に続く単語の予測を繰り返すことで、結果的に自然な文章を出力しています。たとえば「今日は天気がいいから公園へ」というフレーズに対して、ChatGPTは学習したデータにもとづいて「行く」という単語が続く可能性が高いと予測します。この次の単語を予測する技術によって、ChatGPTは流暢で自然な対話を行っています。
それを可能にしているのが、次に解説する「GPT」です。ChatGPTやCopilotのベースとなっているGPTは、OpenAIが開発したAIです。
GPTの開発が進む中で、世界を驚かせ、産業界や教育界などさまざまな分野に激震をもたらしたChatGPTが誕生しました。
ChatGPTとCopilotのベースは「GPT」
実は、ChatGPTという生成AIが存在するわけではありません。ChatGPTはあくまで一般向けにリリースされたサービスの名称です。ChatGPT の中で動いているGPTこそが、言葉を操るAIの中枢部です。そして、GPTはCopilotの中でも利用されています。それでは、GPTは具体的にどのような仕組みで動いているのでしょうか。生成AIブームを巻き起こしたこの技術の裏側を覗いてみましょう。 【次ページ】GPTはWeb上の情報から知識を得た
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