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- 2026/10/10 08:00 掲載
日立製作所、米Anthropicの重要インフラ向けサイバー防衛プログラムに参画
電力や水道など制御システム対象、AIで脆弱性検出や修復の迅速化
重要インフラの制御システムは社会生活や経済活動への影響が大きいため、24時間稼働が前提となっている。システムの再起動や停止を伴うセキュリティ修正プログラムの適用を即座に実施することが難しいという特有の課題を抱えている。一方で生成AIの急速な進歩によりサイバー攻撃の手法は高度化し、攻撃者がシステムの脆弱性を発見してから悪用するまでの時間は大幅に短縮されている。稼働中のシステムを止めることなく進行する脅威に対抗する新たな防衛アプローチが求められている。
今回のプログラムでは米Anthropicの最先端の大規模言語モデルであるクロードを各社の製品やサービスに組み込み、セキュリティ検証プロセスの自動化と高速化を図る。日立製作所はワーキンググループに参加し、創業以来110年以上にわたって蓄積してきた現場の制御技術や運用技術に関する専門知識を共有する。AIモデルが提示した脆弱性の修正案が、実際の産業機器やインフラ設備の動作にどのような影響を与えるかを正確に評価する役割を担う。
日立製作所は2026年5月に米Anthropicと戦略的パートナーシップを締結して以降、連携を段階的に深めている。6月にはソフトウェアの防衛プロジェクトに参画し、7月にはAIを活用して自社のインフラ向けソフトウェアの検証作業時間を数週間から数時間に短縮する実証結果を公表した。9月にはこれらの知見を統合した事業継続支援サービスであるエイチマックスサイバーの提供を開始している。
日立製作所は今回のプログラムを通じて米Anthropicから提供される最新の脅威情報やAI技術を自社のセキュリティサービスに継続的に反映させる。現場の運用担当者とAIが協働して未知のサイバー攻撃を即座に遮断する体制を構築し、社会インフラの安定稼働と安全基準の向上を進める。
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