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- 2026/10/21 19:56 掲載
エヌビディア、AIエージェントを安全に動かす企業向け参照設計「OpenShell」を発表
土台は、オープンソースのセキュアランタイム「NVIDIA OpenShell」である。同社は9月28日、OpenShellと監視機能「Sentry」を組み合わせ、「NVIDIA Open Agent Safety Platform」と名づけた安全基盤を発表していた。今回はこれを、推論から運用まで含む構成に広げた。
構成は4つの要素からなる。推論には「NVIDIA Vera Rubin」を使い、エージェント用途ではVera Rubin NVL72が電力1メガワットあたりのスループットで30倍になるという。エージェントの実行環境を動かす「NVIDIA Vera CPU」はx86プロセッサの2倍の性能とし、ここでOpenShellが動作して、エージェントに安全なランタイムの境界を与える。
監視と強制を担うのが「NVIDIA BlueField-4」DPU上のSentryだ。エージェントの挙動を継続的に見張り、ソフトウェアの境界を越えようとすれば、ミリ秒で隔離して止める。Sentryにより処理能力は最大20%高まるとしている。エッジでは、RTX Spark、DGX Spark、DGX Stationへ広げる。
Linux/KubernetesではCanonical、SUSE、Red Hatの基盤で、WindowsではMicrosoft Execution Containersを通じて動く。アンソロピック、グーグル、メタ、OpenAIなどのモデル開発企業のエージェントも、この基盤で動かせる。
セキュリティ分野では、クラウドストライクやパロアルトネットワークス、シスコ、マイクロソフトなど11社が、自社のエージェント向け製品への対応を進める。BBVAとサンタンデールは、参照設計の活用を検討している。サービスナウは、AIエージェント「ServiceNow Arc」の一般提供を始めた。同社の「AI Passport」という権限管理の仕組みの方針をOpenShellとSentryに伝え、エージェントのアクセス権を数秒で取り消せるという。
ジェンスン・フアンCEOは「AIの能力と安全性は、ともに進歩させなければならない」と述べた。
では、9月末の第1弾から約3週間で、参加企業の顔ぶれは何が変わったのか。
背景には、今夏にAI開発企業の間で相次いだエージェントの「脱走」と、エヌビディア幹部が語ったDPUをめぐる意外な本音がある。
・9月は一覧になかったAI大手の名前、今回は並ぶ
・OpenAIが明かした、サンドボックス脱出の中身
・エヌビディア幹部が語った、DPUは「任意」の真意
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