これによると、2011年第1四半期の国内出荷台数は、前年同期比1.6％増の866万台となった。この結果、国内携帯電話市場は、前四半期に続いて、6四半期連続のプラス成長を記録したことになる。

　3月11日に発生した東日本大震災のマイナス影響は少なからずあったものの、都市部を中心としたスマートフォンの需要が前四半期に引き続き好調だった。

　また、NTTドコモを中心としたアンドロイドOS搭載の新モデルが積極的、かつ連続的に市場投入されたことで、スマートフォンの出荷台数が大幅に拡大。同四半期のスマートフォン出荷台数比率（全携帯電話出荷台数に対する比率）は、44.9％にまで上昇したという。

　特に、アンドロイドOS搭載スマートフォン端末は約290万台の出荷台数を記録し、iPhone端末出荷の約3倍の規模にまで拡大しているという。