• 2023/01/17 掲載

エーザイ、進行抑制へ一歩リード=競争激化のアルツハイマー薬

時事通信社

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エーザイは16日、米医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の新薬としての承認を政府に申請した。承認申請としては米国、欧州に続き日本が3例目。病気の進行を遅らせる薬が日本で承認されれば初となる。画期的な新薬の実用化に向け、エーザイがライバルを一歩リードした形だ。

アルツハイマー薬開発の歴史は長い。エーザイは1997年、症状を一時的に改善する「アリセプト」を発売。脳内に蓄積するタンパク質「アミロイドβ(ベータ)」が原因との仮説に基づいた効果の高い薬の開発は、2000年代以降に競争が激化したが、失敗が続いた。

スイス製薬大手ロシュは昨年11月、開発中の治療薬「ガンテネルマブ」について「偽薬との比較で悪化抑制率に有意な差が見られなかった」として、臨床試験(治験)の大半を終了すると発表。エーザイとバイオジェンも、レカネマブに先立ち、病気の進行を抑える世界初の治療薬「アデュカヌマブ」の開発にこぎ着けたものの、有効性を疑問視されて苦戦。エーザイは販売権を手放した。

レカネマブは米国で迅速承認を取得済みで、月内に「レケンビ」の名称で発売する予定だ。しかし、米製薬大手イーライリリーが開発中の「ドナネマブ」も、中期段階の治験でレカネマブに見劣りしない効果を示している。強力なライバルに浮上する可能性があり、競争はなお続きそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕エーザイ(上)とバイオジェンのロゴ(ホームページより)

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