- 2023/10/18 掲載
英ファンド、京成電鉄にOLC株の保有引き下げ提案
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 英投資ファンドのパリサー・キャピタルは17日、投資先の京成電鉄の企業価値が大幅なディスカウント状態にあるとし、オリエンタルランド保有株比率を引き下げるよう提案した。
パリサー創業者のジェームズ・スミス氏が、ニューヨーク市内で開かれた投資家イベントで講演した。パリサーによると、同ファンドは京成電鉄株1.6%を保有する第8位株主。
スミス氏は「本来の価値より43%という大幅なディスカウントになっている」と指摘。「45億ドル相当の潜在的価値を放出して将来の成長促進に活用する機会がある」と述べた。
スミス氏は、京成電鉄が東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(OLC)の株式を保有していることに言及。15%未満まで減らし、帳簿上の価格と時価の間に生じている歪みを解消すべきと提案した。資本を効率化し、戦略的投資や株主還元に充てるよう求めた。
スミス氏はここ2年、京成電鉄と話し合いをしていると説明。来月も経営陣と会談する予定という。京成はコメントを控えている。
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