- 2023/12/07 掲載
香港とマカオの格付け見通し引き下げ=ムーディーズ
[6日 ロイター] - ムーディーズは香港、マカオのソブリン格付け見通しを引き下げた。
前日に中国のソブリン格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことに伴う決定。ムーディーズは、香港とマカオが「一国二制度」の下で中国本土との政治的、経済的、金融的な結びつきが強いことを反映したと述べた。香港に関しては、2020年の香港国家安全法と香港の選挙制度変更によって、自治の基盤がじりじりと浸食され続けるとの見通しも示した。
香港政府は、中国とのつながりは「長期的発展に向けた強さの源泉」だと反論している。
またムーディーズは、中国の地方政府傘下の融資平台26社、国有企業4社、銀行8行の格付け見通しを引き下げた。融資平台と国有企業はいずれも「格下げ方向で見直す」としているが、銀行はそうした対象ではない。
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